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フェラーリ新型「ローマスパイダー」日本初公開 最高時速320kmソフトトップ・オープンスーパーカーは3280万円

フロントエンジンのソフトトップオープンカーは54年ぶり

 フェラーリ・ジャパンは2023年5月18日、新型「Roma Spider(ローマスパイダー)」を日本初公開しました。消費税込みの車両価格は3280万円です。

日本初公開されたフェラーリ新型「ローマスパイダー」
日本初公開されたフェラーリ新型「ローマスパイダー」

 新型ローマスパイダーは、2020年に登場した2+2クーペスポーツカー「ローマ」をベースにしたオープンモデルで、同年3月にモロッコで世界初公開されました。

 全長4656mm×全幅1974mm×全高1306mm、ホイールベースは2670mmというボディに、620馬力・760Nmを発生する3.9リッターV型8気筒ツインターボエンジンを搭載。

 総アルミニウム製のシャシを持つローマ・スパイダーの乾燥重量は1556kgで、パワーウエイトレシオは2.5kg/psになります。

 トランスミッションは8速F1 DCTと組み合わされ、0−100km/h加速は3.4秒、最高速度は320km/hというパフォーマンスを誇るスーパーカーです。

 新型ローマ・スパイダーは、タイムレスなエレガンスさと、優れたパフォーマンスを兼ね備え、1950年から1960年代の喜びにあふれたイタリアン・ライフスタイルを、現代的に再解釈して誕生したといいます。

 メタルトップではなく、新素材のファブリックを使ったソフトトップのルーフを採用。これにより、ベースとなったクーペモデルと比較しわずか84kgの増加に抑えられています。ファブリックは5層構造で、風切り音やロードノイズを抑え、他のスパイダーモデルに搭載するリトラクタブル・ハードトップと同等の快適性が保証されています。

 このソフトトップはわずか13.5秒でオープンすることが可能で、最高60km/hで走行中にも開閉が可能となっています。またソフトトップはコンパクトに格納されるため、オープン時でも荷室容量は255リッターを確保しています。この荷室容量は同カテゴリーのスーパーカーのなかで最大といいます。

 フェラーリのラインナップにフロントエンジン/ソフトトップの組み合わせのモデルが登場するのは、1969年に登場した「365GTS4」以来、じつに54年ぶりのことだといいます。

 フェラーリ・ジャパン社長のフェデリコ・パストレッリ氏は「私たちは、オープンカーを愛する人、そして初めてオープンカーを試してみたいと思うお客様のために、特別なクルマを作りました。ローマスパイダーは、ドライビングスリルを最大限に楽しめるクルマです。都会を離れ、美しい道を走ることで、週末を最高のものにすることができます。あらゆるシチュエーションに対応する完璧なドライバビリティを追求したクルマなのです」とコメントしています。

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