レクサスのベストセラーセダン 新型「ES」米国で登場 改良された2024年モデルはどう進化?
米国での価格は4万3190ドル(日本円で約625万円)から
LEXUS(レクサス)の米国法人は2023年6月28日、プレミアムミドルセダン「ES」をマイナーチェンジし米国で発表しました。
改良新型ESの2024年モデルは同年夏に納車が開始される予定です。
レクサスESは1989年にレクサスブランドが北米で展開開始すると同時にラインナップされたFF(前輪駆動)ベースのセダンです。米国市場ではラインナップのなかでベストセラーとなっています。
現行モデルは2018年に登場した7代目で、同年10月には日本市場にもESとして初めて投入されています。
プラットフォームには「NX」や「RX」などミドルサイズモデルに採用されるTNGAのGA-Kを採用。ボディ剛性を高めています。
ESのパワートレインは3タイプを設定。
最大出力302馬力・最大トルク267lb-ft(約362Nm)を発揮する3.5リッターV型6気筒エンジン搭載のFFモデル「ES350」、2.5リッター直列4気筒エンジンと「ダイナミックトルクコントロールAWD」を組み合わせる4WDモデル「ES250 AWD」、2.5リッターエンジンとハイブリッドシステムを組み合わせる「ES300h」を用意しています。
今回登場した2024年モデルのESは、3タイプのパワートレインすべてにF SPORTを設定。これは専用のフロントバンパー/フロントグリル/リアスポイラーを装備するグレードで、マークレビンソンサウンドシステムやパワーリアサンシェード、パノラマルーフ、トリプルビームLEDヘッドランプ、キック センサー付きパワートランクなどが標準装備されます。
さらにES350とES300hには「F SPORTハンドリング」を用意し、走りとスポーティさを更に高めています。これはスポーツ+およびカスタムドライブモード、直感的なパーキングアシスト、F SPORT専用に調整されたアダプティブバリアブルサスペンション(AVS)、ヒーター付F SPORTステアリングホイール、Hadriアルミニウムが標準装備されます。
またホイールデザインを一新。スタンダードな17インチホイールはツインVスポークのデザインを採用しています。
またスポーティな印象のベイパークローム仕上げの18インチ5本スポークホイールを設定しています。これはラグジュアリーグレードではオプションとして、ウルトララグジュアリーグレードでは標準装備されます。ES F SPORTには19インチスプリット5スポーツアロイホイールが装備されます。
インテリアは12.3インチタッチディスプレイを備える最新のインフォテイメントシステムを採用しています。さらに「スマートアクセスカードキーやヘッドアップディスプレイなどを含むパッケージオプション「テクノロジーパッケージ」が新たに全グレードで選択可能となっています。
先進運転支援システムでは、緊急回避アシストや歩行者・自転車検知の衝突被害軽減ブレーキ、ステアリングアシスト付き車線逸脱警報などをはじめとする「レクサス セーフティ システム+ 2.5」が全モデルで標準装備されます。
新型ES 2024年モデルの米国での価格は4万3190ドル(日本円で約625万円)から5万3480ドル(約773万円)となっています。