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【腕時計入門#01】クォーツ式腕時計の電池交換はいつがいい? 最悪、液漏れも? 腕時計メーカーに正解を聞いてみた

●世界中で圧倒的なシェアを誇るクォーツ式時計

 現在、腕時計のほとんどは「クォーツ式腕時計」と「機械式腕時計」に大別されます。前者は生産数も多く、1000円くらいから購入できるエントリーモデルが豊富で、多く普及しています。

 そもそも「クォーツ」とは「水晶」を意味しています。クォーツ式時計は時計の中に小さな水晶が埋め込まれており、電流を流すことでその水晶が素早く振動して正確な時間を刻みます。

 クォーツ式腕時計は機械式腕時計と比べて、時間の正確さに優れていることや、製造コストが低いことや軽くて丈夫などというメリットもあって、シェアを拡大していきました。
 
 ただ、高機能でコストメリットもあるクォーツ式腕時計ですが、電池を動力として駆動している以上、最低限のメンテナンスは必要となります。

 特に、電池切れには注意が必要ですが、電池交換をしないで机の中などにしまって放っておいた場合はどのようなデメリットが生じるのでしょうか。そこで「G-SHOCK」など数多くのクォーツ式腕時計を手掛けるカシオ計算機に聞いてみました。

 「クォーツ式はボタン電池を使用するため、置き時計で使う乾電池に比べると安全です。しかし、電池が切れた状態で放置をしておくと液漏れや膨張をするリスクがあるため、注意が必要です」

 このように、電池切れで放置をし続けると、“過放電”を誘発してしまうことがあります。

 過放電により、電池の容量がなくなっているにもかかわらずエネルギーを取り出そうとすることで、電池の負極の劣化が進み、「液漏れ」が生じるというわけです。

 そして腕時計内部で液漏れを起こすと、電子部品やムーブメントの故障の原因にもなってしまいます。

腕時計の裏ぶたを外すと現れるムーブメント部分。ここにクォーツ式の場合はボタン電池が入っている
腕時計の裏ぶたを外すと現れるムーブメント部分。ここにクォーツ式の場合はボタン電池が入っている

●適切な交換タイミングは時計が教えてくれる場合も

 それでは、クォーツ式腕時計の適切な電池交換のタイミングはいつ行うのがいいのでしょうか。前出の担当者は次のように話します。

「説明書に記載がある電池の交換タイミングはあくまで目安となり、使用状況によって変わります。電池が消耗した際、モードボタンを押すと表示音がしなくなります。また、『G-SHOCK』は暗いところでも見られるようにライトボタンがありますが、電池を消耗しているとLEDバックライトのボタンを押した時に表示が消えてしまうことがあります。そのような状況であれば電池交換することをおすすめします」

 このように、クォーツ式腕時計は液漏れの恐れがあるので、基本的には電池が切れる前に行うのがいいでしょう。

 ちなみに、電力で駆動するクォーツ式時計には、アナログ式やデジタル式のどちらの腕時計も存在します。デジタル時計は文字の表示や動作音、ライトなどによって電池の劣化を感知しやすい特徴があります。

 また、アナログ時計では秒針の動きで判断しやすい傾向にありますが、1秒ごとの秒針の動作に数秒かかるようなら、電池の劣化が始まっているので交換の目安といえます。

 具体的な年数ではなく、時計の機能に不具合が生じたら電池の交換となりますが、問題は交換をどこでおこなうかです。電池交換は自分で交換をおこなうか、業者に依頼するかの2通りがあります。

 ただし、自分で行う場合は必要な工具はもちろんのこと、正しい交換手順を熟知しておくことを念頭においてください。クォーツ式腕時計のほとんどは電池交換自体は難しくはないですが、裏蓋の正しい外し方などはコツがいる場合もあります。

 また、カシオ「G-SHOCK」のように電池交換後に「オールクリア」という操作をしないと再起動しないクォーツ式腕時計も存在します。少しでも不安に感じたら、あらかじめ交換してくれる業者に依頼するのが無難です。

 ほとんどのクォーツ式腕時計なら、腕時計専門店でなくても家電量販店やホームセンターなどでも対応してくれるでしょう。料金は、依頼する腕時計や店舗で変わってきますが、1500円から5000円ほどで対応してくれることがほとんどです。

※ ※ ※

 高機能で正確なクォーツ式腕時計ですが、さまざまな不具合が起きている場合は電池が消耗しているので、交換をおこなうことが必須といえます。自分で交換する自信がない場合は、専門業者に依頼して対応してもらうよう心がけましょう。

Gallery 【画像】ボタン電池ってどんな形?クォーツ式腕時計の中身を見る(3枚)
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