愛車は日産「エクストレイル」! アウトドアの達人に聞く“ナイフ術”が超便利!? スティック1本で作れる「ノッチ」とは
●野外での体験で得た”絶対使えるノッチ”3種類
「THE BIG SESSION」はサヴォッタの総輸入代理店であるアンプラージュインターナショナル(以降UPI)が運営するイベントで、今年で2回目。
日本のブッシュクラフト界を牽引する4人のプロを講師に迎え、1泊2日でブッシュクラフトに必要な基本技術を学ぶというものです。
越山哲老さんは静岡でリバーサイドブッシュクラフトスクールを主宰するほか、各社のナイフの鋼材比率なども調べるナイフ研究家。長らくアウトドアメーカーの「UPI」でブッシュクラフトやナイフの講師、国内ナイフメーカーのアドバイザーを務めています。

バンド活動、アパレルショップを経てアウトドアの講師となった異色の経歴の持ち主ですが、幼少期より森を遊び場とする根っからのアウトドア派。大人になってからは道具満載のキャンプから徐々に道具を減らして、自然と融合する今のスタイルを確立しています。
自身の野外での経験をもとに、どんなナイフをどう使えばいいのかを熟知した越山さんに教えてもらった「ノッチ」は全3種類+おまけ。ノッチを知ると、森にあるものだけで作れるモノが増え、楽しみも増えます!
●まずは基本の「Vノッチ」から
なるべくまっすぐの木を拾ってきて、皮を削ったら準備完了。刃を準備した木にまっすぐ当て、太目の薪でナイフの背をたたいて(バトニング)切り込みを入れます。
このときあまり端のほうに切り込みを入れると削る際に木を持ちづらくなるので端から6〜7cmほど離れたところがいいそうです。切り込みに向かって、両側から削ればV型の切り込みができます。これが「Vノッチ」。

ロープなどが滑り落ちないようにするときに使えます。
応用として、バトニングでまっすぐいれた切り込みに向かって片側だけ少し弧を描くように長く削り取れば「ラッチノッチ」。ペグのロープを引っかけるところなんかに使えそう。
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