広がり続ける宇宙を表現する“Gショック”40周年アニバーサリーモデル。初号機フェイスのカーボン化で約65gの軽量化を達成した理由とは
●強さと軽さを追求した2つの“Gショック”
1983年に初号機の「DW-5000C」が登場して以来、タフネスウオッチという新たな分野を切り拓いてきたGショック。その40周年記念モデルとして、強さと軽さをさらに一歩前進させた「GCW-B5000UN」(各29万7000円、消費税込)が登場します。

本モデル最大の特徴についてカシオの担当者は「初代Gショックの系譜である5000シリーズで、初めてケースとバンドにカーボン素材を採用したモデルです。パーツごとに異なる製法のカーボンを使い分けることで、タフネスさをより進化させています」と説明します。
Gショックは樹脂やメタルなど多彩な素材でタフネスさを追求してきましたが、モータースポーツや航空機などでも使用されているカーボン素材は、硬度と軽さを併せ持っており、タフネスを追求するG-SHOCKにふさわしい素材なのだそうです。
「カーボンはステンレススチールに比べ約7倍の硬度と軽さを持ちますが、製法によって特性が異なります。そこで本作では、ケースやベゼル、バンド、中留それぞれに適したカーボン素材を使い分けています。
裏蓋と一体の“モノコックケース”にはカーボンファイバー強化樹脂を採用。ベゼルとバンドには高温高圧下で成形され緻密な造形が可能なフォージドカーボンを、中留パーツには曲げに強い立体成形の積層カーボンを使い分けることで、約167gのフルメタルモデル『GMW-B5000D』に対し約65gと61%の軽量化に成功しています」(担当者)
バリエーションは、ブラック&グレー系の「GCW-B5000UN-1」とブルー&ピンク系の「GCW-B5000UN-6」の2つのモデルが用意されます。
「カーボン繊維と樹脂を混ぜて整形するフォージドカーボンは、一点ごとに模様や色調に個体差があり見る角度によって異なる表情を見せます。40周年という特別な一年を締めくくるにふさわしいモデルと自負しているので、その個性も含めて楽しんでいただければうれしいですね」(担当者)
●製品仕様
「GCW-B5000UN-1」(ブラック&グレー系)
「GCW-B5000UN-6」(ブルー&ピンク系)
・価格(消費税込み):4万9500円
・ケース・ブレスレット素材:カーボン/フォージドカーボン
・ガラス:内面反射防止コーティングサファイアガラス
・防水性能:20気圧防水
・ケースサイズ:49.1×45×14.5mm
・ムーブメント:タフソーラー(ソーラー充電システム)
・その他:ケースバックにエリック・ヘイズのデザインによる40周年ロゴを刻印
・発売予定日:2023年11月28日