どんなに遠くからでも「名物の角煮」を食べに訪れる 東京・立川育ちなら誰もが知る町中華の名店「四つ角飯店」【遠くても行きたい町中華#07】
●手抜きは一切しない。真面目に食に向き合う
なぜ四つ角飯店が100年近く地元の人に愛され続けているのか。そこには、3代目となる現店主の心意気があります。店主の父親、兄、そして現店主と3代に渡って店を営むなか、常に心がけていることは決して手を抜かないこと。
「忙しいからといって手抜きは一切しません。一つ一つ、ちゃんと美味しくできるよう、真面目に食に向き合う。父や兄、師匠は亡くなっているけれど、どこかで見てくれている。“手を抜くな”と心の声で聞こえるからね」。
料理は愛情であり、愛情は気配りであると話す店主が作る、おすすめの料理3品を紹介します。
⚫︎毎月5の日は餃子の日! 誰もが頼む人気メニューの餃子
まずこの店に来たら注文してほしいのが餃子。最近では野菜多め、軽やかな味わいの餃子が主流になっていますが、ここの餃子は肉4:野菜6。むっちりとしつつも解けるような口当たり、旨みが強いのが特徴です。
焼き目パリッ、そしてモチッとした皮に、中から肉汁がじんわり、というのもたまらない。熱々のうちに食べたい一皿です。
そしてこの餃子、5日、15日、25日には「ギョーザ半額の日」として1皿225円に。さらに毎週水曜日は「水ギョーザ半額の日」がありこちらも通常450円が225円に。(どちらも1人2人前まで。水曜日と5のつく日が重なった場合、合計2人前まで)
この日は店内で飲食する客だけではなく、店頭のテイクアウト販売で購入する人もたくさん訪れます。
塩、水、小麦粉だけで作る皮、そして手作り餡の餃子が6個225円はかなり魅力的。5のつく日の夕食のおかずが餃子だったと話す立川育ちの人の思い出に納得です。「実は、結構餃子の味は変えているんですよ。
肉を多めにしたのも最近ですね。今後も周囲の意見を聞きつつ、進化していきたいと考えています」と店主。
懐かしい味だけれど実は進化している。客の期待に応えつつも、その思いを超えるものを出したいという店主の思いが伝わってきます。
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