どんなに遠くからでも「名物の角煮」を食べに訪れる 東京・立川育ちなら誰もが知る町中華の名店「四つ角飯店」【遠くても行きたい町中華#07】
⚫︎作り続けて30年。自家製XO醬たっぷりの「究極チャーハンZero」
そして、店主が30年以上前に本を見て作り出したのがきっかけ、今もホタテやエビ、調味料などでイチから作る、自家製XO醬がかかっているのが、チャーハンの中でも一番のおすすめメニュー、「究極チャーハンZero」1250円。
今でこそスーパーなどでも見かけるようになったXO醬ですが、当時は一般的ではなく、輸入品でちゃんとしたものだと一瓶4000円、現在でも5000円以上という高額なものだったとのこと。

そんな自家製XO醬のこだわりは、高級なホタテやエビを用い、辛くもなく、油でギトギトでもないもの。市販品の場合、瓶のほぼ半分くらいが油なのですが、店主は極力油を切り、素材の旨みだけを抽出。採算度外視の一品です。
最初はXO醬のかかっていない所を、そして次の一口はXO醬を少しのせて味わうと、確かに違う! そのままでも十分美味しいのですが、XO醬を少しのせて味わうだけで、さらに味に深み、力強さを感じます。名前が究極チャーハンなのに納得。ここでしか味わえないチャーハンです。
⚫︎これを目指して遠方から客が訪れる、名物「角煮定食」
そして、幾度となくメディアに取り上げられ、今や店の名物メニューとなったのが「角煮定食」1750円。正方形のような大きな塊肉はど迫力。どのテーブルもこの料理が出てくると、一気に笑顔になる、テンションの上がる一皿です。
角煮に付け合わせの青梗菜、キクラゲ、たっぷりのタレを以前測った際、700gほどの重量があり、角煮ラヴァーにとっては大満足すぎる量。
こんなに大きいのに、箸がスッと入るとろとろの柔らかさ。脂身は甘く、赤身はしっとり。そしてキクラゲのプリプリや青梗菜のトロ&シャキといった食感の違いが、いいバランスになっています。

週末や連休などにはこの角煮を求め、東京だけではなく他県からも多くの客が。角煮用豚肉だけで月に最低1トンは仕込んでいるのですが、ゴールデンウィークなど長期休暇の時には、1日で100kg分の角煮用豚肉を仕込んだ日もあったそう。
この迫力、そして柔らかさ、美味しさ。確かに遠方からでもこれを目当てに立川に来たくなる!
もし食べきれない場合は、パック(有料)に詰めて持ち帰ることもできるので、無理せず美味しく味わうのがもちろんおすすめです。
驕らず、手を抜かず、常に美味しいものを追求していく店主の想い。作れるものはほとんど自家製というこだわり。月に何日かは餃子を半額にしてお客さんに喜んでもらおうとするサービス精神。
100年近くの歴史があるから人気があるのではなく、真面目さ、美味しさに惹かれて遠方からも多くの客が訪れます。立川にいつまでもあり続けてほしい、心温まるいいお店でした。
店名:四つ角飯店
住所:東京都立川市曙町1-16-5
電話:042-522-3668
営業時間:11:30~21:00(LO20:30)
定休日:不定(2023年12月は28日まで営業、2024年1月は5日から営業)
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