雨の日の電車で困る「濡れた傘」! 音漏れよりヤバい!? 持ち方や置き方に気を配るべき理由と基本的なマナーとは
●混雑する通勤時は、ホームや階段でも配慮が必要に
また、電車内だけでなく駅の全般でも傘についての意見が見られます。そこで、電車内以外でのマナーも紹介しましょう。
まず、傘を差して駅に向かう際、駅に近づいたら傘をまっすぐに差すとよいようです。柄を肩にかけ後ろ斜めに差すと、生地が後方を歩く人の視界を遮ることになり、誰もが急ぐ通勤時間帯には適切ではないといわれています。
一方で、混雑する駅前で人とすれ違うときは、傘を斜めに倒して通りやすくすると喜んでもらえるでしょう。
駅に着いて傘を閉じるときは、上に向けたまま閉じるのがポイントです。傘を下に向けてから閉じると、開いたままの傘が人にぶつかる危険があります。
上に向けた傘を閉じたら、すばやく下に向けます。このとき、しずくを飛ばすために大きく傘を振るのも避けたほうがよいでしょう。

次に、駅に入って気をつけたいのは、傘の持ち方です。通路やホームを歩くときは、ハンドルに手をかけ、傘をまっすぐ下に向けるように持つと周囲の人の歩行を邪魔しません。
特に、昇り階段やエスカレーターを利用するときは注意が必要です。傘のボディ部分を握って斜め後ろにさし出すように持つと、傘の先端がすぐ後ろの人を刺してしまう恐れがあります。もしも、後ろに子どもがいれば、傘の先端はその子の目の位置にある可能性があり、大きな事故に発展してしまうおそれもあります。
ホーム上で電車を待つ間も、傘を体に引きつけるとスマートです。体の横や後ろで傘を杖のようにつくと、ほかの人が足をひっかけてしまうかもしれません。
通勤時には乗車時や乗車時以外にも正しい持ち方やマナーが求められますが、鉄道会社では通勤時の傘問題に対してどのような啓発をしているのでしょうか。
傘の扱い方の啓発活動について、東京メトロの担当者は「傘のご利用に関するお願いを毎年マナーポスターで発信しております」と話します。
東京メトロでは、年間を通してマナーポスターを駅構内や車内に掲示しており、6月は傘がテーマで、このスタイルはほぼ毎年10年以上も続いているようです。
2023年のポスターでは、「その傘の先端には?」のキャッチコピーとともに、階段を昇るビジネスパーソンが傘を後ろに振り出し、その後ろの子どもが突き刺されそうになるビジュアルを用い、事故を防ぐための傘の持ち方について配慮を訴えています。
2022年のポスターは、車内のふたりの人が傘を腕にかけたまま読書やスマホに夢中になり、その2本の傘が一人のビジネスパーソンの足元を濡らしている様子を描き、「かさの もちかた」と意識づけをしています。
ほかにも、車内に傘を持ち込むときははたたんでおく、車内で傘のしずくは切らない、といった訴求をこれまで行ってきました。
※ ※ ※
通勤時の満員電車などでは特に、濡れた傘の持ち方について気を配る必要があります。気持ちのいい通勤をするために、自分の傘が周囲への迷惑になっていないか、いま一度意識をする必要があるといえそうです。
最近では日傘のマナーも叫ばれるようになっており、通勤電車での傘問題はこれからさらに変化していくのかもしれません。
提供:東京メトロ
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