【アップルウォッチの選び方】GPSモデルとセルラーモデル、選び分けのポイントは“ズボラ度”!? 自分のライフスタイルが大事という話
●選び分けのポイントは「ライフスタイル」
スマートウォッチの先駆けといえる「Apple Watch(アップルウォッチ)」は、まもなく登場から9周年を迎えます。
毎年のように進化を遂げてきたアップルウォッチですが、現在では「Apple Watch シリーズ9」「Apple Watch SE」「Apple Watch ウルトラ2」という3つのモデルを軸に、ナイキやエルメスとのコラボレーションモデルなどもラインナップしています。
そんなアップルウォッチには、各モデルに「セルラーモデル」と「GPSモデル」という2つのモデルが用意されています。
両者の最大の違いが、セルラーモデルがアップルウォッチ単体で通信が可能であるのに対し、GPSモデルはアップルウォッチを介して通信を行うのにiPhoneを介する必要があるという点です。

アップルウォッチでは、SNSやメールなどの通知や電話の着信を受け取ることができますが、GPSモデルの場合、BluetoothによってペアリングされたiPhoneが付近にある必要があります。
一方、セルラーモデルであれば付近にiPhoneがなくても、通知や着信を受け取ることができます。
さらに、音楽ストリーミングサービスやインターネットラジオなど、通信が必要となるアプリについても、セルラーモデルであればアップルウォッチ単体で利用することが可能です。
また、選べるケースの素材も異なります。セルラーモデルではアルミニウムとステンレスからケースを選べるのに対し、GPSモデルではアルミニウムのみしか選べません。
その反面、セルラーモデルはGPSモデルに対して高価であるという特徴もあります。
2024年1月現在の価格を見ると、「Apple Watch シリーズ9」ではGPSモデルは5万9800円から購入することができるのに対し、セルラーモデルは7万5800円からと1万6000円の差があります。
くわえて、セルラーモデルで通信をおこなうためには、通信キャリアとの回線契約が必要となります。料金については通信キャリアごとに若干異なりますが、ソフトバンクの場合、385円が月額基本料金となっています。
ちなみに、セルラーモデルであっても通信キャリアとの回線契約をせずに使用することも可能です。
このように、セルラーモデルとGPSモデルの違いは、アップルウォッチh単体での通信の可否、選択できるケースの違い、そして価格の違いという3点に集約することができます。
逆に言えば、これ以外の違いはほとんどないと言ってよさそうです。
では、セルラーモデルとGPSモデルの選び分けのポイントはどこにあるのでしょうか?
アップルストアの販売店担当者は「ライフスタイルの違いで選ぶのをおすすめします」と話します。
「常にiPhoneを携帯した状態でApple Watchをご利用になるのであれば、基本的にGPSモデルで問題ないかと思います。
セルラーモデルがその力を発揮するのは、iPhoneを携帯していない状態です。たとえば、ランニングをされる方などであれば、セルラーモデルであれば本体のみで通知や着信を受け取ったり、音楽ストリーミングサービスを利用したり、あるいはApple Payにてお支払いができたりします。
『大は小を兼ねる』という意味では、セルラーモデルを選んでおけば間違いないというのは事実ですが、セルラーモデルである必要が明確にないのであれば、GPSモデルを選んだほうがコストパフォーマンスは高いと思います」
実際、AppleのWebサイトを見ても、セルラーモデルとGPSモデルの位置付けは並列であり、セルラーモデルが「上位モデル」というわけではありません。
iPhoneを携帯しないシーンが多いユーザーや、必ずステンレスケースを選びたいというユーザー以外は、GPSモデルを選んだとしても大きな不便を感じることはなさそうです。
※ ※ ※
実際にApple Watchのセルラーモデルを愛用している男性は「なんとなくセルラーモデルを選んでしまったが、GPSモデルでもよかったのではと感じる機会も多い」と言います。
そのうえで、セルラーモデルの意外なメリットについて前述の担当者は次のように話します。
「私はiPhoneの充電を切らしてしまったり、iPhoneを自宅などに忘れたまま外出してしまったりすることがしばしばあります。セルラーモデルであれば、そんな時でもアップルウォッチ単体で電話を掛けたりすることができるのでとても助かります。
私のようなズボラな人間には、やっぱりセルラーモデルのほうが合っているのかもしれません」
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