中古のプライベートジェットはハイパーカーより安い!? 日本でも買える!「ホンダジェット」の認定中古機は何が特別なのか?
日本の空も飛んでいるプライベートジェット機
ホンダの小型ビジネスジェット「ホンダジェット」を手がけるアメリカの現地法人・ホンダ エアクラフトのホームページ内には、中古機の取り扱いページが存在します。その中に“Certified Pre-owned”、つまり“認定中古機”を発見しました。

最近では、“ADS-B(放送型自動従属監視装置)”を搭載した航空機の飛行場所がほぼリアルタイムで分かるようになっています。
航空機ファンの一部は、飛行中の機体の“現在地”を見やすくまとめたウェブサイトを立ち上げており、航空機のメーカー名やモデル名、高度、航跡、速度や高度、そしてユーザーが投稿した該当航空機の写真まで見られるようになっています。
そんなADS-B情報を眺めていると、メジャーどころの航空会社はもちろんのこと、わずかではありますがプライベートジェット(正式には“ビジネスジェット”と呼ぶようです)が日本上空を飛んでいることに気づきます。
ボンバルディア、ガルフストリーム、セスナ、ダッソー……と、世界の名だたるビジネスジェットメーカーが名を連ねる中、最近、しばしばその名を見かけるようになったのが「ホンダジェット」です。
いわずもがな、自動車メーカーであるホンダが手がけた最大8名乗り(パイロット含む)の小型・高性能ビジネスジェットで、ホンダの米国法人が100%出資したホンダ エアクラフト社が製造を手がけています。
ホンダジェットは4万3000フィート(約1万3106m)という最大運用高度、422ノット(約782km/h)という最大巡航速度、2661km(1437ノーティカルマイル)という航続距離において、同カテゴリーのライバルを凌駕しています。
それらの美点を生み出しているのが、カーボン複合材による機体。また、小型ビジネスジェットとしてはユニークなエンジン搭載位置によって静粛性が高く、エンジンの大きな支持構造部材が機体にないため荷物の積載能力にも優れています。
●認定中古機の価格は「要問い合わせ」
そんなホンダ エアクラフトのホームページをチェックしていると、「Certified Pre-owned」というタブを発見しました。「ホンダジェット」、すでに認定中古機の扱いが始まっているんですね。
新造機のメーカー保証は、機体コンポーネントが36か月もしくは1500フライト時間の早い方、外装ペイントやインテリアが12か月となっています。
一方、208項目に及ぶ独自のチェックリストにパスしたものだけが“認定中古機”を名乗ることができ、6か月間もしくは飛行100時間に渡って“Flight Ready”と呼ばれる新造機と同等の保証、そしてメンテナンスパッケージ(P2もしくはP3)が付帯されます。さらに認定中古機には、エアコンの最新化やパイロットトレーニングなども含まれています。
「ホンダジェット」は当初、その名も「ホンダジェット」というモデル名でデビュー。その後、「エリート」、「エリートS」、「エリートII」へと進化しています。初期モデルの「ホンダジェット」を「エリート」と同等の性能に引き上げるAPMG(Advanced Performance Modification Group))と呼ばれる“レトロフィット”も用意されており、選択すると、主翼ならびに尾翼の形状が変更され、航続距離の延長、最大巡航速度のアップ、積載量の向上、ならびに離陸距離の短縮(結果、離着陸できる飛行場の選択肢が広がる)が図られるそうです。
気になる認定中古機のお値段は「要問い合わせ」となっています。参考までに、保証がない一般の中古航空機販売サイトをのぞいてみると、フライト980時間、着陸数884回の2017年式が350万ドル(約5億2700万円)、フライト54時間、着陸数34回の2019年式が480万ドル(約7億2274万円)でした。
認定中古機はそれらより高額であるは想像に難しくありませんが、それでも昨今のハイパーカーより安い印象です。もっとも、ホンダジェットは新造機でさえ、ハイパーカーより安いのですが……。
なお、「ホンダジェット」の日本唯一のディーラーである丸紅エアロスペースに認定中古機の扱いについて問い合わせてみたところ、基本的には「ホンダ エアクラフトが認定した中古機を日本に導入する流れになる予定」とのことでした。
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