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人気の無料地図アプリ「グーグルマップ」の道案内はまだ“純正カーナビ”にはかなわない!? 使いこなすのに覚えておくべきアプリの“クセ”とは?

自車の位置を誤認識することもある

 最後に高架と地上など、道路が上下に併走するときに見られる、グーグルマップの自車位置の“誤認識”です。

高架と地上など、道路が上下に併走するときにグーグルマップは自車位置を誤認識しやすい
高架と地上など、道路が上下に併走するときにグーグルマップは自車位置を誤認識しやすい

 そうした場所で、自車が地上の一般道を走っているのに、スマホのグーグルマップの画面は高架の高速道路上にいると表示されることを実体験した利用者も多いでしょう。

 こうした場合は、適切な場所での右左折の案内が受けられません。いったんコンビニなどに入るなどして高架道路の下から離れ、自車位置を再認識させましょう。

 また自車位置は正しくても、グーグルマップが所要時間の計算にこうした“上と下”を混同し、その結果として「実際には早くないルート」を推奨するケースがあります。

 具体的には、目的地までの間に首都高の下を信号の多い生活道路がある場所で、わざわざその首都高の下の道を推奨ルートとして示すことがあるというものです。

 その推奨ルートに従って走ると、信号に何度もつかまり、所要時間も当初示されていた予想所要時間を大きく上回ることになります。

 つまりこれは、グーグルマップの所要時間の予測が首都高を走るクルマのデータに引っ張られ、高架下の生活道路も「早い道である」と誤認識することによるものと考えられます。

 こうしたケースでは、実際に走ってみるまで状況がわからないため、利用者側は対策が難しいというのが実情です。

※ ※ ※

 ただグーグルマップは頻繁にアップデートし、アルゴリズムもよりよいものへとブラッシュアップを続けています。

「たどれないルート」「高架上下の誤認識」の問題については、そうしたアップデートで解決できることを切に願う次第です。

Gallery 【画像】「えっ、そっちの道!?」グーグルマップのルート案内にある“クセ”を写真でチェック(19枚)

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