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満員電車の乗り降りをスムーズにするには? 守るべき電車マナーが重要!? 時差通勤による乗車ポイント制度って何?

●電車の乗り降りにルールはあるのか?

 通勤ラッシュの時間帯は、特に電車の乗り降り時にドアに人が殺到しイライラを感じやすくなります。多くの人が時間がないと思っているなか、誰かが乗り降りにつまづいたり、さらにそれで発車が遅れたりするとストレスがかさみます。

 実際に、国交省が行う2023年度の都市鉄道の混雑率調査によると、三大都市圏の主要区間において、最も乗客が多い時間帯の混雑率が新型コロナ期よりも上がっています。

 具体的には、東京圏では、前年度は123%だった混雑率が2023年度は136%でした。同様に、大阪圏は123%から136%へ、名古屋圏も118%から123%へ増加しています。

 そのため、ネット上でもラッシュ時の乗り降りについての不満がよくみられます。

 その多くは、ホーム上での整列乗車が守られていないというものです。

混雑時は乗り降りでお互いに譲り合うことこそ、スムーズな乗降を実現できる
混雑時は乗り降りでお互いに譲り合うことこそ、スムーズな乗降を実現できる

 整列乗車は、トラブルを防ぐために鉄道会社が呼びかけたルールです。決められた乗車位置に並び、「降りる人がドアから出た後に乗る」「待っている行列の割り込み禁止」といった決まりに従います。
 
 しかし、「みんなが並んで電車を待っているのに、電車が到着した時に、待機列の外からドアに近づいて電車に乗ろうとする人がいる」と憤る声が聞こえます。

 また、電車を乗り降りする動作が遅い様子にも不快を感じているようです。

 たとえば、スマホを操作しながら乗り降りする様子が指摘されています。あるいは、「前に乗り込む人が入り口で立ち止まるため、席を取れなかった」と、電車に足を踏み入れたが中に進めないという状態もストレスになっているようです。

 あわせて、電車から降りづらくなることにも不満の目が向けられています。多くは、「ドアのところで踏ん張り、意地でも降りようとしない人は邪魔。何を考えているのか」などという声も。

 こうした事態を引き起こしているのは、あまりに乗客が多い「満員電車」の状態です。

 この問題について、阪急電鉄広報部担当者は「満員電車は高度発展期経済成長期から発生しており、古くから問題として認識してきた」と話します。

 また、関東圏の鉄道会社、西武鉄道でも古くから満員電車を問題と認識し、利用客が増えるにつれて、電車の容量を増やす対策をとってきたといいます。

 それでも混雑はなくならず、乗客の安全や定時運行を守るため、鉄道各社が始めたのが整列乗車でした。現在では、待機列の位置が目立つ色や文字などでホーム上にはっきりと示されるようになり、整列乗車をしやすくなっています。

 こうしてみると、整列乗車はルールとして定着しているといえそうです。だからこそネット上でもそマナー違反が問われたり、反対に、列の並び方について質問が飛び交ったりするのでしょう。

 ところが、乗降時にスムースさを欠いてしまうのは、乗り方のルール違反だけが原因ではありません。実は、電車から降りる人の動作も重なって、乗り降りの流れが阻害されることがあるのです。

 たとえば、電車内のドア付近に大きな荷物を置いたり、あるいは、ドア付近に立つ人がドアが空いてもそこに居続けたりすると、降りる人の流れが途切れてしまいます。その結果、早く乗りたい人が全ての人が降りるのを待たずに乗り込むという様子がみられます。

 また、ながらスマホで降りるような時も動作が遅くなります。さらに、電車が駅に着いてから気づき、慌てて降りるような行為も乗り込んでくる人の流れを妨げます。

 このようなことは、まだルールとしてまでは認識されていないようです。つまり、電車のスムーズな乗降を実現するためには、降りる際の意識も必要と問われているといえるでしょう。

NextNEXT:鉄道各社はどう対応している?
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