折りたたみ式ミニベロでキャンプは可能!? 旅自転車の新たなスタイルを考える“バイクパッキング”を試してみた
●旅自転車の新しい形を折り畳み自転車でも
「バイクパッキング」とは、自転車に装着したラゲッジにギアを詰め込んで、ツーリングやキャンプを楽しむ自転車遊びの新しいスタイルのこと。
日本のサイクルツーリズムには“ランドナー”という伝統的なスタイルがありますが、バイクパッキングは手持ちの自転車でとりあえず始められる気軽な自転車旅のカルチャーとして確立されつつあります。

そんなバイクパッキングですが、ランドナーのような頑丈なキャリアや左右に振り分けたパニアバッグが必要ないなら、折りたたみのミニベロでもできるはず。
ということで、愛車BROMPTON(ブロンプトン)にバイクパッキング化改修を施し、秋のソロキャンプに出かけました。
●往復何kmくらいのツーリングができる?
今回の旅の相棒のブロンプトンは、16インチのホイールを装備した折りたたみ自転車(フォールディングバイク)。
ランドナーやグラベルバイク、クロスバイクなどいわゆる“フルサイズ”の自転車に比べると長距離走行は得意とはいえません。ですが、健脚とは程遠い筆者でも片道30〜50km程度の行程なら無理なく楽しめました。

BROMPTONはフレームの前方にアタッチメントがあり、ワンタッチで着脱できるバッグをラインアップしています。重い荷物を積んでもハンドリングに影響しにくいので、大型のフロントバッグをメインのラゲッジとしました。
そして、バイクパッキングのシンボルともいえるのが「大型サドルバッグ」。サドルとシートピラーを使って固定するラゲッジで、筆者は容量14リットルの大型モデルを愛用。
貴重品や雨具、車載工具のほか、さっと羽織れるジャケットを入れるのに便利ですが、なんと外すとバックパックとしても使えるので、買い出しやキャンプ地での活動にもぴったりなんです。
●ギアは快適性を重視。UL系じゃなくても大丈夫
自転車旅というと軽量に特化したUL系(ウルトラライト)のギアを連想しますが、とりあえずは手持ちの道具で始めてみます。
それに、UL系は軽量性と引き換えに耐久性や居住性を削っているものも少なくないので、筆者は「必要か不必要か」を熟考し荷物を減らすことで軽量化を目指しています。

例えば、テントは伝統あるダンロップ製。厚手のファブリックを採用しているので安心感が桁違い。2人用なので天気が崩れても快適に過ごせます。
とくにこだわっているのがマットレス。ペダリングで疲れたカラダを癒すため、50mmと厚めのモーターサイクル系のブランドのエアマットを使用しています。
モーターサイクリストの旅ギアには、携帯性と快適性をハイレベルで融合し、バイクパッキングでも使えるアイテムが多いのであなどれません。
●遊びのテーマは一つにしぼる
キャンプでは様々なアクティビティを楽しみたいもの。あれもこれもと欲張ると、それだけ自転車は重くなるので、遊びのテーマは一つにするのがおすすめです。
ミニベロバイクパッキングに合わせたいアクティビティは、釣りやカメラなど様々ですが、今回は焚き火を楽しむことに。遊び道具を積んだ分、食料を軽量なフリーズドライを中心にセレクトすることでバランスを取りました。
食事といえば小回りのきくミニベロの機動力を活かし、道中で出会った美味しそうなパン屋さんで買い込むのもよし、サイト設営後に周辺の美味しいものを探すプチツーリングに出かけるのも楽しそう。
また、輪行バッグを用意しておけば、途中で電車に乗ることも可能です。もっと遠くへ足を伸ばしたり、帰り道で楽をしたりと、自分にあったバイクパッキングのスタイルを見つけてはいかがでしょうか。
VAGUEからのオススメ
マセラティ、故郷モデナへ── 光と音が導く「グラントゥーリズモ」と「グランカブリオ」が告げる新しい鼓動【PR】