メルセデス・ベンツ「W124」誕生40年 「Eクラス」へと続く124シリーズが いまなお“名車”と称賛され続ける理由とは
1993年のマイナーチェンジで「Eクラス」と改名
124シリーズは、ボディバージョンだけでなく、モデルの多様性でも印象的です。

200や200Dのような4気筒のエントリーモデルから、V8エンジンを搭載した高性能サルーンまで、エンジンのバリエーションは多岐にわたります。
1990年のパリ モーターショーで124シリーズのトップモデルとして発表された500Eは、240kW(326ps)を発生する8気筒エンジンを搭載し、そのパフォーマンスはサルーンをパワフルなスポーツカーへと変貌させました。
1993年には「E60 AMG」が登場しました。これは、メルセデス・ベンツが正式な製品ポートフォリオに組み込んだ最初のAMG車の1台です。
この年、メルセデス・ベンツは将来への布石を打ちました。
アッパーミドルクラスの124シリーズは「Eクラス」と改名されました。
今日に至るまで、この名前はアッパーミドルクラスおよびエグゼクティブクラスにおける、ビジネス車両の代名詞となっています。
40年前、124シリーズは高張力鋼板や軽量化素材などを採用して、このセグメントにおける技術的ベンチマークを打ち立てました。
卓越したパッシブセーフティは、挑戦的なオフセット衝突によって実証されています。エアロダイナミクスも最適化されました。
124シリーズで初採用された画期的なシステムには、当時世界最大の払拭面積を誇るシングルアームのパノラマワイパーや、第一世代の4輪駆動システム「4MATIC」などがあります。
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日本においても、124シリーズのメルセデス・ベンツはいまもなお高い人気を誇っています。
それは、124シリーズが登場したころまでメルセデス・ベンツが使用していた「最善か、無か」という企業スローガンにも起因しています。
コスト優先の現代のクルマ作りとは違って、最高の品質と性能を追求していました。
そのため、124シリーズのメルセデス・ベンツは「最後の過剰品質」とも呼ばれています。
これ以降のクルマは、メルセデス・ベンツ車といえども、コストを重視してクルマを作るようになったのです。
ある意味、124シリーズこそが「メルセデスらしい、最後のメルセデス」なのかもしれません。
それゆえ日本においても、登場から40年を迎えたとはいえ中古車市場では高い人気を誇っています。
それでも、年数を経たクルマですから、中古車で124シリーズを購入しようと検討している人は、物件の状態は良く確認したほうがよいでしょう。
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