VAGUE(ヴァーグ)

青春18きっぷよりもオトク!? “乗り鉄”には夢のきっぷ 7日間乗り放題の春限定「北海道&東日本パス」まもなく登場

その名のとおり利用エリアは北海道と東日本に限定

 まずひとつ目の違う点は、利用可能エリアです。

指定席券を別途購入すれば、北海道&東日本パスで「リゾートしらかみ」にも乗ることができる
指定席券を別途購入すれば、北海道&東日本パスで「リゾートしらかみ」にも乗ることができる

 前述の通り、北海道&東日本パスは北海道と東日本エリアに限定されています。一方で青春18きっぷの対象区間は全国。つまり範囲だけで言えば、青春18きっぷの方が広く設定されているというわけです。

 そしてふたつ目の違う点は、有効期間にあります。

 北海道&東日本パスの場合、有効期間は”連続する7日間”。そして青春18きっぷには2024年にシステムが変わり、現在は5日分用と3日分用の2種類が設定されています。

 また、北海道&東日本パスと青春18きっぷは価格面にも差異があります。

 まず、北海道&東日本パスは大人用を1万1330円で購入することが可能です。一方青春18きっぷは3日分用が1万円、5日分用が1万2050円に設定されています。これを1日分で計算すると北海道&東日本パスは1618円/日、青春18きっぷの3日用が3333円、5日分用が2410円と、北海道&東日本パスの方が少し割安です。

 つまり利用範囲を北海道・東北・関東地方に絞った場合、北海道&東日本パスを利用した方が出費を抑えられるというわけです。
 
 ちなみに青春18きっぷは、以前は連続しない日程でも使用することができました。しかし2024年冬季のリニューアルによって、上記のように連続した3日間・5日間のみしか利用できなくなったことも、北海道&東日本パスの割安な面に拍車をかけていると考えられます。

 そのためSNSでは「北海道&東日本パス、西日本は対象外だけど乗り放題はアツい!」「冬休みはこれで温泉行く予定」など、北海道&東日本パスの利用を視野に入れている声が多く見られました。

 しかし、「2023年には設定されてた特急オプション券がないのが残念」「なんで特急のオプションなくなっちゃったんだろう。使いたかったのに……前はあったよね?」など、2023年発売分までは設定されていた”北海道&東日本パス北海道線特急オプション券”がなくなった旨を嘆く声も少なくありません。

 また例年であれば4月22日までの利用期間だったのが、今回は3月31日までとなったことに対し、SNSでは「廃止のフラグじゃない?」などという不安の声もありますが、これは4月1日からJR北海道が運賃を値上げすることにともなって、2024年度内での利用期間になったともいえます。

Gallery 【画像】“乗り鉄”なら注目! オトクなきっぷで乗れる「普通列車」を写真で見る(20枚)

page

  • 1
  • 2

VAGUEからのオススメ

マザー・オブ・パールが詩情豊かに輝く――大人の夜を彩るブローバ「マリンスター」日本限定モデルの魅力とは【PR】

マザー・オブ・パールが詩情豊かに輝く――大人の夜を彩るブローバ「マリンスター」日本限定モデルの魅力とは【PR】

RECOMMEND