「インディーズ系焚き火台」は自由さがいい! 超薄折畳式ロケットストーブASOBU「EBOSHI-02」は調理も火柱もこなせます
●折り畳めるロケットストーブを形に
アウトドアブームを経て多種多様な焚き火台が登場していますが、ブームからカルチャーへと野遊びが変化するなか、自由な発想で楽しませてくれる“町工場系”とも呼ばれる新進ブランドが注目されています。

今回紹介する「EBOSHI-02」をつくった静岡県沼津にある「ASOBU(あそぶ)」は、1944(昭和19)年に創業した鉄や銅を加工する老舗部品メーカーの宮内製作所が2020年より展開するアウトドアギアブランドです。
ステンレススチール製の「EBOSHI」シリーズには筆者の愛用する「EBOSHI-02」のほか、よりコンパクトな「EBOSHI-01」があります。
プロダクトのデザインはもちろん、仕上げまでのすべての工程をプロデュースするのは代表の宮内保昌さん。
EBOSHIを開発したきっかけについて宮内さんは、「ドラフト効果による燃焼効率の良さで魅力のロケットストーブですが、“なぜ折り畳めるモデルが無いんだろう?”という素朴な疑問から開発が始まりました」と説明します。
EBOSHIシリーズのデザインの特徴は、ボディとゴトクが一体化するというミニマルな機能美にあります。そしてなんと、収納時に本体をしっかり固定するパーツとしても機能するトングが標準装備されるなど、もはや全方位スキのない脱帽ものの仕上がり。
本体重量は約380g(EBOSHI-02)、260g(EBOSHI-01)。収納サイズはB5(EBOSHI-01)、A4(EBOSHI-02)と軽量コンパクトなことにくわえ、すべてのパーツがセットされた状態で使用・収納ができる完全一体型。
“部品をなくしてキャンプ場で途方に暮れる”というアクシデントを回避できる点も見逃せません。
「EBOSHIには職人としてのエゴを詰め込んでしまった」と笑う宮内さんですが、コンセプトからデザイン、製造までのすべての工程にコミットできるのはインディーズ系プロダクトの魅力でもあります。
●火柱オプションが非日常感を加速
筆者はA4サイズの「EBOSHI-02」を1年ほど使用。数十回の焚き火を楽しんできましたが、使えば使うほどその機能性の高さに驚かされます。

とくにありがたいのが着火性のよさで、少量の焚きつけしかないときにでも、広葉樹の薪があっけなく燃え始めるので、「なかなか着火できない」という焚き火の初心者でも扱いやすいのが魅力といえます。
耐荷重は限界重量で45㎏、推奨重量で25kgと驚くほどの剛性を持ちます。ゴトクの位置が高く、マドの部分から炎が横に広がるので本格的な料理にも対応してくれます。
そしてEBOSHIユーザーにオススメしたいのが、「EBOSHI-02」専用オプションパーツの「TATARA-02」です。
「EBOSHI-02」同様折りたたみ式の「TATARA-02」は、本体の上に乗せることでドラフト効果を倍増。“より大きな炎を出すためだけ”に特化した、趣味性に全振りしたアイテムです。
暗くなったキャンプサイトに浮かぶ、「TATARA-02」のスリットからのぞく炎のゆらぎはまさに非日常の風景。さらに、細めの薪を数本投入すれば、火柱と呼ぶにふさわしい大きな炎が立ち上がります。
筆者のソロキャンプには欠かせない「EBOSHI-02」ですが、「TATARA-02」をプラスした炎はグルキャンでも大好評で、「またアレ持ってきて」とリクエストされるほど。
とても軽量なので気になるのが耐久性ですが、熱による大きな反りや可動部の不具合は今のところ一切なし。
「EBOSHI-02」や「TATARA-02」の弱点をあげるとすれば、燃焼効率のよさゆえに薪が燃え尽きる時間がやや短いというところでしょうか。
「EBOSHI-02」と「TATARA-02」は燃焼効率や収納製といった実用面はもちろん、「炎を愛でる」という、プリミティブな焚火欲も満たしてくれるなくてはならないキャンプギアとなっています。
●製品仕様
「EBOSHI-02」
・価格:1万3200円(消費税込)
・サイズ: 高さ24×幅16cm(展開時)、長さ24×幅17×厚さ20cm(収納時)
・重量:約380g
・セット内容:本体、トング、専用収納袋
「TATARA-02」
・価格:5500円(消費税込)
・サイズ:高さ24cm×幅11.5cm
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