最高時速320キロは東北新幹線と同じ!? 韓国の純国産高速特急 最新「KTX青龍」ってどんな乗り心地? どうやって乗ればいい?
導入から1年 韓国最新の高速鉄道が「KTX青龍」
韓国の高速鉄道(KTX)で、2024年5月から運用開始されたのが「KTX青龍(チョンニョン)」です。
KTX青龍とはどんなモデルなのでしょうか。実際に釜山からソウルまで乗ってみました。

KTXは韓国高速鉄道(Korea Train Express)の略で、いまから21年前の2004年に登場、首都ソウルと釜山をつなぐ京釜高速鉄道をはじめ、いまでは韓国全土に路線が広がっています。
車両は開業当時から走っている、フランス国鉄TGVと兄弟車両となる「KTX(KTX−I)」が中心で、そのほかに「KTX山川(サンチョン)」があります。
KTX青龍は、最新の列車になります。登場した2024年の干支、辰年にちなみ「青龍」と名付けられた車両は、韓国が独自で開発・設計したモデルです。日本最速の新幹線、東北新幹線「はやぶさ」と同じ最高速度320km/h。ソウルと釜山間417kmをおよそ2時間24分で結びます。
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まずは列車の予約から。韓国の鉄道は「KORAIL(コレール)」ですが、日本語も対応するwebサイトがあり、そこから簡単に予約することができます。釜山からソウルまでのKTX青龍の料金は、普通車で5万9800ウォン(約5980円)、特等室で7万1800円(約7180円)です。
また外国人向けの周遊券「コレールパス」も販売されています。2日間乗り放題13万1000ウォン(約1万3100円)から用意され、この値段で韓国中の列車が乗り放題。KTXの普通車も追加料金無しで予約することができます。
ただし注意しなければならないのが、2025年4月現在、釜山からソウルに向かう最新KTX青龍は、12時35分釜山発の1日1本しかないこと。通常のKTXが20両編成に対し、KTX青龍は8両編成と短いため、とくに1両しかない特等室(ファーストクラス)は、1か月ほど前からすでに満席となっている場合もあります。
韓国第2の都市、釜山からKTX青龍に乗ります。韓国の鉄道は、地下鉄以外は「信用乗車方式」を採用。駅に入りホーム、そして乗り込むまで改札はありません。
予約した便がどのホームから出発するのか決定するのは、発車のおよそ15分前。駅にたくさんある案内板でKTXの便名と乗車ホームが案内されるので、指定されたホームに向かいます。
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