電車内での濡れた傘問題! 通勤ラッシュ時、迷惑にならない持ち方の正解は? SNSの声をチェックしてみた結果…
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では、濡れた傘を持って電車に乗る際には、どのようなことに注意すればよいのでしょうか。

まず、電車に乗る前に傘の水滴を払っておき、可能であれば傘袋に入れるのが理想的です。
傘をたたみ、バンドで留めてコンパクトにしておけば、車内での扱いも楽になります。車内では、傘の先端を床につけ、体の正面に引きつけて持つことで、少しでも周りの配慮につながるでしょう。
また、バッグや腕に掛けて持つと、揺れた際に周囲の人に傘が当たるリスクが高まるので注意が必要です。
座るときには傘を足元に立てて固定するなど、できるだけ他人に接触しないよう配慮しましょう。
加えて、混雑時に特に注意したいのは、無意識に傘を振ったり、振り回したりしないことです。
自分では気づかなくても、動きに合わせて傘が周囲を濡らしたり、ぶつかったりするケースが多く見られます。
他にも、天候に応じて折りたたみ傘を使い分けるなどの工夫も大切です。
また、傘のマナーは、電車内だけで完結するものではありません。
駅に向かう際にも、傘をまっすぐに差して歩くことがマナー。肩に引っかけて傘を斜め後方に傾けると、傘の先端が人に当たる危険があります。
閉じた傘を持つ際にも、先端をしっかり地面に向けて持ち歩くようにしましょう。なかには傘を地面と並行にして持つ人もおり、後ろを歩く人の視界を遮ったり、傘の先端が人に当たるおそれがあり大変危険です。
加えて、傘を閉じる際にも注意が必要です。
開いたまま下に向けて閉じると、広がった傘が他人にぶつかる可能性があるため、上向きに閉じたあと、すみやかに下に向けることが推奨されています。
傘を持ってホームや階段を移動する際は、垂直に下向きに持つのが基本です。
ハンドル部分を持ってまっすぐ下に下げ、周囲の動線を塞がないよう心掛けましょう。
特に、昇り階段やエスカレーターでは要注意です。傘を後ろに突き出すように持つと、後方の人、とくに子どもに傘の先が当たる危険があり、大きな事故につながるリスクもあります。
東京メトロなど各鉄道会社では、こうした傘の取り扱いに関する啓発ポスターを長年掲示し続けており、車内に傘を持ち込むときはたたんでおく、車内で傘の雫は切らないなどを呼びかけています。
利用者一人ひとりが気をつけることで、駅や電車内の安全性と快適さを高めることができるといえるでしょう。
※ ※ ※
梅雨の季節が近づくなか、電車内や駅での傘の扱いに一層の注意が求められています。小さな配慮が大きなトラブルを防ぐ一歩となるため、日頃から意識を高め、周囲への思いやりを持った行動を心掛けたいものです。
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