イエローゴールドとオニキスに澄みきった音色が調和――時計界のレジェンド、ジェラルド・ジェンタの魂を宿した「ミニッツ・リピーター」
巨匠ジェラルド・ジェンタが愛したミニッツ・リピーターのレガシーを受け継ぐ最新作
1969年に創設されたスイスの高級時計ブランド、ジェラルド・ジェンタ。
創設者であるジェラルド・ジェンタ氏は、制約のないものづくりへの情熱を原動力に、独創的なデザインと完璧なバランスを保ったフォルム、そして機能性を追求する自身のデザイン言語を確立しました。
大胆なアイデアと洗練されたエレガンスが融合した作品の数々は、さながら手首を飾るアートピース。時代を超えた圧倒的な美しさで、世界中の時計愛好家を魅了しています。

今月開催されたジュネーブ・ウォッチ・デイズ2025で発表された新作「ミニッツ・リピーター」もまた、ジェンタ氏の熟練の技とレガシーを表現するタイムピースのひとつ。
惜しまれつつも2011年に80歳で逝去したジェンタ氏ですが、彼は生前、チャイミングウォッチに特別な愛着を抱いていたと言われます。
特に1980年代にはミニッツ・リピーターの製作に意欲的に取り組み、自動巻きや防水バージョン、さらに永久カレンダーを組み合わせたモデルなど、超絶技巧を尽くしたコンプリケーションを多数手掛けています。
翻って今回発表の新作「ミニッツ・リピーター(品番:EBFE01A1)」は、スイス・ジュネーブ州メイランを拠点とする「ラ・ファブリク・デュ・タン ルイ・ヴィトン」の支援とアーティスティック・ディレクター、マチュー・エジ氏の指揮のもとで製作されたもの。
ジェンタ氏らしい大胆かつ直感的な芸術性と、彼がどこまでも追い求めた究極の音色を、新設計のクッション型フォルムの中に蘇らせています。
全ては澄んだ音色のためにーー細部に宿る熟練の技と芸術性
複雑機構とともに目を惹くのは、イエローゴールドのケースにセットされたシックなオニキス製のダイヤルです。
強い光沢を持つオニキスダイヤルは、ジェンタ氏が長年愛したストーンダイアルへの敬意を表したもの。またイエローゴールドは、ジェンタ氏らしい明るい陽光や、地中海のエスプリから着想を得ています。

加えてこの素材は、ミニッツ・リピーターの音色と響きを最大限に引き出すという意味でも理想的。
ケースの直径は40mm、厚さはわずか9.60mmという驚くべき薄さですが、これはチャイム音を最大限に増幅させるために緻密に設計された結果です。さらにケースウォールは最も薄い部分でわずか0.6mm、サファイアクリスタルも通常より薄い0.8mmにするなど、細部に至るまで音の響きを最適化するためのこだわりで満たされています。
ムーブメントは「ラ・ファブリク・デュ・タン ルイ・ヴィトン」で自社開発された手巻き式のキャリバーGG-002。1つのムーブメントの組み立てに4週間以上を要するこのキャリバーは、丁寧な面取りやコート・ド・ジュネーブなど、伝統的なハイウォッチメイキングの手法で丹念に仕上げられています。
てんぷ部分にはジェンタ氏が好んだ八角形モチーフの形状を採用するなど、さりげない遊び心も散りばめますが、80時間のパワーリザーブを備えるなど実用性も十分。
熟練の職人の手で細心の注意を払いながらチューニングされた伸びやかで澄み切ったチャイム音を楽しめるのは、本モデルを手にすることのできる極めて限られた人のみ。
亡き巨匠の魂を目と耳とで心ゆくまで感じられる、魅惑のコンプリケーションウォッチです。
製品仕様
「シェラルド・ジェンタ ミニッツ・リピーター」
・品番:EBFE01A1
・価格:要問合せ
・ケースサイズ:40mm径・9.6 mm厚
・ケース:イエローゴールド 3N
・ダイアル:ブラックオニキス
・りゅうず:イエローゴールド製(カボションカットのブラックオニキス付き)
・ストラップ:ブラックシープスキンレザー
・ムーブメント:自社製 手巻きキャリバー GG-002 ミニッツ・リピーター搭載
・駆動時間:パワーリザーブ80時間
・発売時期:2025年9月(予定)
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