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これから始まる紅葉シーズンに利用したい! 浅草と日光・鬼怒川温泉を結ぶ新型特急 東武「スペーシア X」で味わう“2時間の非日常体験” ネットに寄せられる熱い思いとは

伝統を継承し進化を遂げた「スペーシア X」

 2023年7月にデビューした東武線の特急「スペーシア X」は、浅草と日光・鬼怒川方面を約2時間で結ぶ新型特急です。

「スペーシアX」:外観
「スペーシアX」:外観

 愛称の「X」には、長年愛されてきた旧型スペーシアの伝統を継承しながら新たな進化を遂げるという意味が込められています。

 外観デザインは、日光東照宮の陽明門に使われる胡粉をイメージした白が基調となっており、青みがかった陶磁器のような色合いが特徴です。

 車体フォルムは鹿沼の組子や竹細工を思わせる幾何学模様が随所に取り入れられ、地域文化を反映した趣のある仕上がりになっています。

 さらに、先頭車両にはかつての100系スペーシアを現代的にアップデートした丸みを帯びたデザインが採用され、旅の始まりに特別感を与えます。

 車内には6種類の座席タイプが用意され、旅のスタイルに合わせた選択が可能です。

 なかでも「コックピットスイート」は私鉄特急最大級となる約11平方メートルの広さを誇り、プライベートジェットのような贅沢な空間を提供します。

「プレミアムシート」では電動リクライニングとバックシェル構造を組み合わせ、快適な休息が可能です。

 また「コックピットラウンジ」や「コンパートメント」なども用意され、グループや家族旅行にも対応できる柔軟な構成となっています。

 さらに1号車には「カフェGOEN」が設置され、日光や鬼怒川エリアの事業者と共同開発した限定メニューが提供されます。

 移動中から地域の魅力を味わえるこの取り組みは、観光そのものと一体化した新しい列車体験を生み出しています。

 紅葉シーズンの利用を見据えた運行ダイヤも組まれており、浅草7時50分発の1号に乗れば午前9時台に日光に到着し、朝から観光を楽しめる利便性が魅力です。

NextSNSで広がる「スペーシア X」紅葉旅の体験談
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