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もう電池切れでも困らない! 16歳以上なら免許不要で乗車できる アクセルとペダルの両方を備えた新発想の“特定原付”「エネンゼロ」ってどんなモデル?

従来は難しいとされてきた構造に挑戦した一台

 ENNEは、速度上限という特定原付の根本要件を前提に、従来は不可能だった走行ペダル構造を採用した新しいモビリティ「ENNE ZERO(エネンゼロ)」を発表しました。

 エネンゼロは、特定原付の課題である「登坂能力」「航続距離」「電池切時の走行」という3点を解決することを目指して開発された新しいモビリティです。

 アクセル操作に加え、走行用ペダルを備えている点が特徴で、人の力を直接駆動に利用する構造となっています。免許不要で利用できる点も含め、従来の電動モビリティとは異なる位置付けを狙っています。

 同モデルの技術的なポイントは、ペダルを単なる補助ではなく走行機構として成立させている点にあります。特定原付は最高速度20km/hという制約があるため、人力による駆動を含めた速度制御が必要です。

 ですがエネンゼロでは、車体構造と制御ロジックを一体で設計し、ダイナミックブレーキと呼ばれる電磁ブレーキを採用。これにより、加速を抑制しながら滑らかに速度上限を維持してくれるといいます。

 さらに、車両に搭載されたAIが車速やペダル回転、走行状態などを統合的に判断し、ブレーキ制御を最適化。急激な減速ではなく自然な制御を行うことで、走行中の違和感を抑えながら安全性を確保しています。

 電池切れ時の対応も大きな特徴です。一般的な電動モビリティではバッテリーが切れると走行が困難になりますが、エネンゼロはペダルによって移動を継続できます。走行を検知して必要なシステムを起動する機能を備え、電源がオフの状態でも制御を維持できる設計となっています。

 登坂性能にも配慮されており、ペダルを活用することで坂道でも走行を維持しやすくなっています。従来の特定原付で課題とされていた「坂で止まる」「押して移動する」といった状況を減らすことを狙っているといいます。

駆動用ペダル付き特定原付「ENNE ZERO(エネンゼロ)」
駆動用ペダル付き特定原付「ENNE ZERO(エネンゼロ)」

 また、電動アシスト自転車に近い利用シーンを想定し、日常的な移動手段としての実用性を高めています。

 加えて、人力に対して約5倍のアシスト感を目指す「1:5アシスト」構想を打ち出しています。これは速度ではなく、発進や再加速、坂道での負担軽減といった体感的な快適さを重視したものです。街中では最高速度よりも扱いやすさが重要であるという考えに基づき設計されています。

 なお、特定原付は16歳以上であれば免許不要で運転できますが、ナンバー登録と自賠責保険の加入が義務付けられているため、注意が必要です。

 エネンゼロは、近距離通勤や駅までの移動、坂の多い地域での利用などを想定した新製品となっており、電動アシスト自転車では物足りないユーザーや、バッテリー残量を気にせず移動したい人に向けた新たな選択肢として注目されるはずです。

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