最後の自然吸気V12搭載ランボ! 505キロしか走っていない“ほぼ新車” 世界限定40台の特別な「エッセンサ」の価値は
極めて特別なモデル
2026年4月にモナコで開催されるRMサザビーズ主催のオークションに、2022年式ランボルギーニ「Essenza SCV12(エッセンサSCV12)」が出品される予定です。どんなクルマなのでしょうか。
エッセンサSCV12は、ランボルギーニが長年築いてきた自然吸気・非ハイブリッドV12スーパーカーの系譜に終止符を打つ、極めて特別なモデルです。
2022年の発表時点で、同社史上最強となる内燃機関を搭載しており、その存在はまさに集大成と呼ぶにふさわしいものです。
このモデルは一般公道ではなく、世界各地の名門サーキットでの走行に特化して開発されており、40台のオーナーのみに向けた特別プログラムを通じて提供されました。
開発とデザインは、ランボルギーニのモータースポーツ部門であるSquadra Corse(スクアドラ・コルセ)と、デザイン部門のCentro Stile(チェントロスティーレ)が担当しました。
カーボンファイバー製モノコックとクラッシュ構造は、FIAのル・マン・ハイパーカー規格に準拠しながら、従来のスチール製ロールケージを不要とする革新的な設計が採用されました。
3分割構造のボディは迅速な交換を可能とし、12トン以上の荷重にも耐える高い強度を誇ります。また、エンジンとトランスミッションをモノコック後部の支持構造として統合することで、「ウラカンGT3 EVO」比でねじり剛性が20%向上しています。
「アイデアの実験室」と位置づけられるこのモデルは、数々の革新的技術を採用。エンジン後方に搭載されたトランスミッションに直接取り付けられたサスペンションや、高度な空力パーツにより、GT3マシンを上回るダウンフォースを実現しています。
ボンネットから導かれた気流はフロントガラス上部を通ってルーフスクープへと送り込まれ、6.5リッターV12エンジンに供給されます。ラムエアシステムなどの技術により最高出力は約819馬力に達し、「アヴェンタドールSVJ」を上回る性能を発揮します。
コクピットは機能性を最優先に設計されており、F1マシンに着想を得たステアリングホイールにはデジタルディスプレイや各種操作系、シーケンシャル6速ギア用のパドルが集約されています。
これによりドライバーは視線を路面に集中させたまま操作が可能です。シートにはFIA公認のOMP製カーボンシェルシートが採用され、専用ハーネスと組み合わせることで高い安全性とホールド性を実現しています。

エッセンサSCV12は2021年4月からデリバリーが開始され、2022年末まで生産が行われました。
今回、オークションに出品予定の1台は、ブロンズのボディカラーにブラックインテリアを組み合わせ、走行距離はわずか505kmにとどまっています。スペアのブレーキや排気系パーツ、給油ボトルなどを収めた専用フライトケースが付属するほか、車両と同じ番号が与えられた追加ケースにはホイール一式やタイヤウォーマー、車両リフターなども含まれています。
サーキットでの没入感あふれるドライビング体験を求める愛好家にとって、このエッセンサSCV12は非常に魅力的な選択肢といえるでしょう。同時に、自然吸気V12エンジンの時代に幕を下ろす象徴的存在として、コレクターズアイテムとしての価値も極めて高い1台です。
この2022年式ランボルギーニ「エッセンサSCV12」、落札予想価格は120万ユーロから180万ユーロ(1ユーロ=183.5円換算で、日本円で約2億2026万円から3億3039万円)とされています。
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