VAGUE(ヴァーグ)

まるで天然アトラクション!? ゴォォッと噴き上がる光景に圧倒 “噴気・間欠泉”が迫力満点で泉質も良い「温泉地」3選

続いてはどちらも北海道に位置する温泉地

●北海道「登別温泉」

 続いて取り上げるのは、北海道を代表する温泉地のひとつである「登別温泉」です。

 登別温泉は、約1万年前の火山活動によって生じた爆裂火口跡である地獄谷を主な源泉としています。

 温泉街にある泉源公園では、地獄谷から流れる温泉の川沿いから噴き出す間欠泉を見ることができます。

北海道「登別温泉」
北海道「登別温泉」

 この間欠泉は約3時間の間隔で活動し、迫力ある音と大量の湯気とともに勢いよく噴き出す様子は圧巻です。

 登別温泉の最大の特徴は、ひとつの温泉地に多彩な泉質が存在する点にあります。

 特有のにおいを持つ硫黄泉をはじめ、保温効果が高く湯冷めしにくい食塩泉、空気に触れることで茶褐色に変化する鉄泉など、多様な泉質が湧き出ています。

 他にも明ばん泉、芒硝泉、緑ばん泉、酸性泉、重曹泉、ラジウム泉といった泉種があり、それぞれ異なる効能を持つため、目的に合わせた湯めぐりを体感することができます。

 また、登別には湯鬼神と呼ばれる鬼たちが地獄谷の薬湯を護っているという伝説があります。

 夏にはこの湯鬼神たちが、人々の無病息災を願って厄を焼き払うための鬼花火を打ち上げるイベントも開催され、町中の至る所に鬼のモニュメントが設置されています。

●北海道「鹿部温泉」

 最後に紹介するのは、同じく北海道にある「鹿部温泉」です。

 北海道の南西部、茅部郡鹿部町に位置するこの温泉地は、寛文6年に津軽から訪れた伊藤源五郎という人物が、温泉で傷を癒す一頭の鹿に遭遇したことが名前の由来とされています。

 鹿部町にある「道の駅しかべ間歇泉公園」は、国内でも珍しい天然の間欠泉を間近で見ることができる複合施設です。

北海道「鹿部温泉」
北海道「鹿部温泉」

 この間欠泉は、約15メートルもの高さまで温泉が噴き上がり、その温度は103度にも達します。

 2018年には、この「しかべ間歇泉」が北海道遺産に認定されており、公園内の眺望の館からは噴き上がる温泉や周囲の景色を楽しむことができます。

 また、公園内には間欠泉の温泉を利用した足湯が整備されており、吹き上がる温泉を眺めながら足元から体を温めることができます。

 さらに、施設内の温泉蒸し処では、隣接する物産館で購入した食材を温泉の蒸気で蒸して味わう体験も提供されています。

※ ※ ※

 今回取り上げた3か所の温泉地は、いずれも噴気や間欠泉という視覚的なダイナミズムを通じて、地球が生きていることを実感させてくれます。

 噴泉を維持するためにミネラルの結晶を取り除くといった地域住民の管理や、野生動物との共生など、温泉文化を守るための努力も各地で見られます。

 このような温泉地は、単に浸かるだけの入浴体験を超えて、地形や地熱といった科学的な背景に目を向けることで、日本の温泉地の奥深さをより深く理解できる場所といえそうです。

Gallery 【画像】見てるだけでワクワクするよね! 3選で紹介した温泉地を写真で見る(21枚)
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