VAGUE(ヴァーグ)

旅好きと作品好き、どっちにも刺さる! 風情ある“レトロな街並み”が美しい 文豪が愛し名作の舞台にもなった雰囲気抜群の「温泉地」3選

最後は夏目漱石の代表作『坊っちゃん』の舞台となった温泉地

●愛媛県「道後温泉」

 最後に紹介するのは、愛媛県の「道後温泉」です。

 日本最古の温泉のひとつとされる道後温泉は、夏目漱石の代表作『坊っちゃん』の舞台として有名です。

愛媛県「道後温泉」
愛媛県「道後温泉」

 夏目金之助(後の夏目漱石)は1895年、松山中学校の英語教師としてこの地に赴任しました。

 漱石は、改築されたばかりの「道後温泉本館」を非常に気に入り、友人に宛てた手紙の中で、その建物の立派さやサービスの良さを賞賛しています。

 そして、小説の中で主人公の坊っちゃんが毎日通い、湯の中で泳いで注意書きを貼られるエピソードは、実際の道後温泉本館がモデルとなっています。

 現在も本館の浴室には、この小説にちなんだ「坊っちゃん泳ぐべからず」という看板が掲げられており、作品が地域文化の一部となっている様子がうかがえます。

 本館の3階には、漱石が湯上がりにくつろいだ部屋とされる「坊っちゃんの間」が保存されており、見合写真や胸像が飾られています。

 また、劇中に登場する赤い縞模様のタオルは、現在の本館で提供される貸タオルの色の由来となっています。

 漱石は、松山に滞在していた正岡子規とともに道後温泉へ出かけ、そこで文学について語り合った経験が、後の文豪としての活動に大きな影響を与えたとされています。

※ ※ ※

 今回取り上げた温泉地は、いずれも長い歴史を持ち、文豪たちがその地の風情に触れて名作を残した場所です。

 それぞれの温泉地には、作品の舞台となった当時の面影を伝える建物や資料が大切に保存されており、色濃く当時の風情を感じることができます。

 名作の生まれた背景や文豪の足跡をたどることで、新しい視点から温泉地の歴史を深く知ることができるといえそうです。

Gallery 【画像】あの名作の世界に浸れちゃう! 3選で紹介した温泉地を写真で見る(21枚)

page

  • 1
  • 2

VAGUEからのオススメ

ブローバが腕時計の常識を曲げてから10年…「CURV(カーブ)」10周年モデルが証明した小径化による究極のフィット感とクリエイション【PR】

ブローバが腕時計の常識を曲げてから10年…「CURV(カーブ)」10周年モデルが証明した小径化による究極のフィット感とクリエイション【PR】

RECOMMEND