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「ビジョンBMWアルピナ」世界初公開! 新生BMWアルピナの方向性を示すコンセプトモデルの市販化は1年後?

どうやらV8のガソリンエンジンを積んでいるらしい

 では、今回発表された「ビジョンBMWアルピナ」の位置づけがどのようなものかといえば、デザイナーが考える将来的なデザイン像を盛り込むことで市場の反応を見極め、それに応じて最終的なデザインを固めていくための、いわばアドバルーン的な存在のようです。

「ビジョンBMWアルピナ」のインテリア
「ビジョンBMWアルピナ」のインテリア

 また、私が参加したプレゼンテーションでは「スポーツではなくスピード」というコンセプトが繰り返し紹介されました。

 アルピナ・ブルカルト・ボーフェンジーペン有限&合資会社を立ち上げたボーフェンジーペンは、1960年代から1970年代にかけて熱心にツーリングカーレースに参戦しました。

 ただし、それらの多くは瞬間的な速さを競うスプリントレースではなく、長距離を安定したペースで走り続ける耐久レースが中心だったといいます。「スポーツではなくスピード」というコンセプトは、こうした歴史に基づいて考えられたもののようです。

 たしかに、これまでのBMWアルピナは瞬間的な速さに注力したというよりは、長く高速で走り続けることに主眼を置いたクルマ作りを特長としてきました。

 だからこそ、ハイパフォーマンスでありながら快適で、静粛性にも優れたクルマ作りを目指してきたといえます。その意味でいえば、「スポーツではなくスピード」というコンセプトは、BMWアルピナの歴史を尊重したものといっていいような気がします。

 また、量産モデルの第1号車が、どうやらV8のガソリンエンジンを積んでいるらしいという点も興味深いところです。

 今回のプレゼンテーションではV8エンジンの設計図が登場したほか、ビジョンBMWアルピナには4本のテールパイプが設けられていました。

「BMWアルピナは、BMWとロールス・ロイスのギャップを埋める存在になる」という説明からも、V8エンジンを搭載することは理に適っているように思います。

 肝心の量産モデルはおよそ1年後に発表される見通し。そのとき「ビジョンBMWアルピナ」のデザインがどう変わることになるのか、とても楽しみです。

Gallery 【画像】市販車は1年後に登場! 新生アルピナを担う「ビジョンBMWアルピナ」を写真で見る(45枚)

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