えっ、見たことない組み合わせが独創的! オリジナリティあふれるパンがどれもおいしい「FACTORY」(九段下)の味とは
一般的なパン屋では使わないスパイスも…
東京・九段下、靖国通り沿いにあるブーランジェリー「FACTORY(ファクトリー)」。店の入り口から通りの反対側を見ると靖国神社の南門が見えます。
大きなガラス張りの店なので、外からでも美味しそうなパンがガラス越しによく見えます。そして面白いのは、店舗の両端にドアがあり、入口と出口になっていること。
人気店だからなのか、一方通行になっているので動線がスムーズです。
「九段下にあった『麹町カフェ』(現在は「EAT GOOD PLACE」に名前を変えて移転)でご好評頂いていました、自家製パンのパン工場として2009年にオープンしました。季節の果物やレーズンからおこした天然酵母や国産小麦を使用し、どちらかといえば、綺麗にきっちり作る、というより、それぞれに個性を感じる、ちょっと温かみがあるようなパンが当店の商品なんですよ」
と話すのはシェフブーランジェの三浦さん。

焼きたてのパンの他に、サンドイッチやフォカッチャ、デリなどもあり、近くで働く人たちのランチとしてはもちろん、日本に観光に来た外国人旅行客なども頻繁に訪れます。
「以前はイートインをやっていて、ディナータイムにはお酒を出したりもしていたんですが。そのため、パン屋さんですが野菜の加工の仕方や肉の仕上げ方などにはこだわりがありますね。一般的なパン屋さんでは使わないようなスパイスを使い、本格的なものをお出ししています」
素材や味付けにもこだわりがあり、ここでしか味わえない驚きや感動のあるパンに出会える、ファクトリーのおすすめパンを紹介します!
オリーブ×マーマレードが独創的!「グリーンオリーブとマーマレードのフォカッチャ」
「上にマーマレードを塗っているけれど、オリーブのところはしょっぱい。そして、ちょっと焦げたところはほろ苦さもある、色々な味の組み合わせなんですよ。甘さはさほど感じないですね。生地はちょっとかみ締める感じの食感になっています」
オリーブとマーマレードとの組み合わせ、他では見たことはない気がします。斬新です。
「オリーブの実ですが、ブラックオリーブにすると味が強すぎてしまう。グリーンのオリーブオイルの方がまろやかなので、こちらにしています。マーマレードは少しだけオレンジの粒が残った、あまり甘さを強調しないものを使用しています」

オリーブとマーマレードがぶつからないよう、計算された甘味と塩味、ということなんですね。
食べてみると、確かにところどころでオリーブがアクセントとしてやってくる。そして生地自体とマーマレードでほのかな甘さも感じます。オリーブだからなのか、お酒にも合いそう。
ここでしか出会えない組み合わせのパンと言えそうです。
雑穀やクルミ入りで食感も楽しい「コーヒーシナモンロール」
「生地の中にクリームチーズとカレンズ(干しぶどう)とクルミを入れて巻いて、シナモンを振り、最後にコーヒー入りのアイシングをかけています。生地は雑穀の生地を使っているのでたまにひまわりの種や麻の実の食感もありますね。甘いけれども、その奥に旨味や深みがあるというか。これも当店ならではの個性を出そうと考えた一つですね」

確かに、よくみてみると、シナモンロールではあまりみない、黒い粒々があるのがわかります。これがおそらくカレンズ? それとも何かの雑穀?
シナモンロールの場合、ちょっと温めた方がいいのか、そのまま食べた方がいいのか気になります。聞いてみると、そのまま食べるのがおすすめとのこと。
シナモンロールだけれど、コーヒーの香りやクルミなどの粒感、そしておそらくクリームチーズから? の旨みなども感じる、スイーツだけれど奥深い味わいのシナモンロールです。
大きくて甘じょっぱい、どハマりする人続出の「キャラメルナッツ チェダーチーズ・ベーグル」
「以前流行った、チーズとキャラメルのポップコーンをイメージしたベーグルです。中にキャラメルナッツが練り込んであり、上にチェダーチーズをかけて、最後にコショウを振っています。少しなめらかなチーズとキャラメルナッツの甘さとで、これも甘じょっぱい味わいになっていますね」
甘酸っぱいだけじゃなく、コショウでスパイシー感もある。そしてこのベーグル、一般的なベーグルより一回り大きいと思われます。なので食べ応えも十分。コショウ効果で、「ちょっとおつまみにもなるかな」とのこと。

「このベーグルのファンというお客様も多く、『まとめ買いして冷凍保存する』、と言っていただくこともありますね」
中にフィリングがあるパンじゃないので、冷凍保存→解凍でも美味しさはキープできるのかもしれません。むしろ、1個丸ごと食べきれない可能性の時は、半分にカットして冷凍、また後日、とかでもよさそうです。
ベーグルは他にも、プレーン・ベーグルやチョコ・ベーグルがあり、チョコアーモンドクリームチーズサンドなどベーグルのサンドなども販売しています。
こだわり野菜を中に閉じ込めた、旬のおいしさも楽しめる「キッシュ」
「キッシュの中に入れる具は旬の野菜ですね。自社で清里の方に農園があるほか、週2回鎌倉野菜も仕入れているので毎週変わることもあるんですよ。アパレイユ(卵液)は野菜の甘みなどを引き立てるよう、シンプルな味にしています」

ほうれん草の緑、ベーコンのピンクなど断面の色合いもきれい。食べてみると、生地のサク&ホロっと感と、しっとりとした中との相性がすごくいい。
ベーコンなどの旨みが感じられる、ちょっとリッチなおいしさです。
しっとりプルドポークとほんのり甘いピクルスの「キューバンサンド」
”キューバン”サンドとは、どんなサンドイッチなのかを聞くと、
「オレンジでつけ込み柔らかくしてから煮込んだプルドポークと『ピカリリ』を挟んでいます。『ピカリリ』とは、イギリスの方のピクルスみたいなものなんですよ。
ピクルスより酸味はなく、コリアンダーやクミン、ターメリックなど香辛料の香りがして、どちらかといえば甘い味になっています。今日挟んでいるピカリリの野菜は、大根、ニンジン、カブ、きゅうりです」

大根やカブなど和を感じる野菜も、ピカリリになってパニーニに挟んだらおしゃれな雰囲気に。そして、プルドポークのほろほろ感もとってもいい感じです。
「プルドポークは店によってはバーベキューソースで味付けをしているところが多いと思うんですが、うちはもうシンプルに煮込んだものを。オレンジの自然な甘さが煮込んで詰まった感じで、そのままでも美味しい状態なんですよ。そこにスパイシーなピカリリが合うんですね」
このピカリリも、季節によって野菜が旬のものに変わるとのこと。夏はズッキーニ入りなどで販売するそうです。そう聞くと、やはり季節ごとに買いにこなくては! と思ってしまいます。
他にも、クロワッサン330円に3種のチーズブレッド600円やシナモンフレンチトースト450円、ピカリリチキンのサンドイッチ650円やエビと卵サラダ、キャロットラペのサンドイッチ700円などなど、魅力的なパンや焼き菓子が並ぶファクトリー。
ミニ黒板に書かれていた、デリorスープと650円のサンドイッチの「サンドイッチセット」1000円も魅力的です。
「FACTORY(ファクトリー)」
住:東京都千代田区九段南3-7-10 アーバンキューブ九段南 1F
TEL:03-5212-8375
営:10:00〜18:00
休:不定
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