ロードが続かないならトレイルへ行こう! KEENのトレラン本格参戦で見えてきた「SEEK」と「ROAM」で広がる“走りの選択肢“とは
「KEEN」がトレイルランに本格参戦
2003年の創業以来、「KEEN」は「天井のないところすべて」をアウトドアと捉え、耐久性や快適性、保護性に優れたフットウェアを提案してきました。環境負荷の低減にも取り組みながら、街とアウトドアを横断する独自の立ち位置を築いてきたブランドです。そんな「KEEN」がいま、本格参入を宣言したのがトレイルランカテゴリーです。
昨年に先行して登場した「SEEK」は、ハイキングシューズで培った知見をベースに開発されたモデル。速さだけでなく、自然のなかを走る楽しさそのものに重きを置いた設計が特徴です。さらに新たに加わった「ROAM」は、グラベルやダート、ロードにも対応するマルチなモデル。2つのモデルがそろったことで、トレイルランへの展開はより明確なものになりました。

「KEEN」といえば「UNEEK」に代表されるように、既存の枠にとらわれない構造や発想を期待させるブランド。そうした背景だからこそ、トレランへの拡張も自然な流れに感じられます。
また、今回の展開で重要なのは、トレランのエントリーとして「SEEK」と「ROAM」の2モデルをラインナップしている点。トレイルランを特別なものにしない。この姿勢がKEENらしいアプローチと言えるでしょう。
ロードにはない遊びがトレイルランにはある
ランニングと聞くと、まず思い浮かぶのはロードランではないでしょうか。距離やペースが明確に数値として現れ、1kmあたりのタイムや完走タイムがそのまま結果として残ります。そのぶん達成感もわかりやすい反面、どうしても他人との比較や自己ベストへのプレッシャーを感じやすい側面もあります。

一方で、トレイルランは、コースによって勾配や路面状況が大きく変わるため、同じ距離でも負荷は異なり、ロードのように一定のリズムで走り続けるというよりも、登りや下り、足場の変化に応じて動きを変えながら進んでいきます。
そうした環境では、単純なタイムだけで比較することが難しく、自然と「どう走るか」や「どう楽しむか」に意識が向いていきます。
また、森のなかを抜けたり、視界が開けたりと、走りながら環境が次々と変わっていきます。登りでは無理に走らず歩くという選択も、ペースに緩急をつけながら進めるのも特徴です。常に一定のペースを維持し続ける必要がないため、精神的な負担も比較的軽く感じられます。
そして、トレイルランは思っているよりも身近な存在です。鎌倉や高尾、秩父といったエリアでは、駅からロードを少し走るだけでそのままトレイルへとつながるコースも多くあります。
特別な準備をしなくても、日常の延長として自然のなかに入っていける。その気軽さもトレイルランの魅力のひとつと言えるでしょう。

トレイルのエントリーモデル「SEEK」
「SEEK」は、KEENのトレイルランカテゴリーのエントリーから中核を担うモデル。開発には2年もの歳月をかけ、ランナーの声やフィールドテストを重ねながら完成に漕ぎ着けました。そのプロセスからも、しっかりと作り込まれた一足であることがわかります。
特徴は、前足部にゆとりを持たせたフィット感です。足指が自然に広がりやすく、長時間のランでも窮屈さを感じにくい設計となっています。スピードだけを追求するのではなく、快適に走り続けられることを重視している点が印象的です。

加えて、アッパーにはポリエステルとTPUを組み合わせたニット素材を使用し、通気性と耐久性を両立。パッド入りのシュータンや伸縮性のある履き口が足を包み込み、踵まわりはTPUヒールカウンターで安定感を高めている。
ミッドソールには、従来素材より反発性とリバウンド性を高めた「QuantumFoam X」を搭載。前へ転がるようなスムーズな重心移動を後押しする設計で、しっかり走りたい人にも応える仕様となっています。

「SEEK」はトレイルのエントリーモデルに適したモデル。快適性と走行性能のバランスが取れており、トレイルランにしっかり取り組みたい人にとって信頼できる一足に仕上がっています。
ロードとトレイルへつなぐ「ROAM」
「ROAM」は、ロードから未舗装路まで対応するマルチなモデルです。日常のランニングとトレイルランをつなぐ役割を担っています。
アウトソールは、3mmと浅めのラグ設計で舗装路でも違和感なく使える仕様です。公園や河川敷、砂利道などが混在する環境にも対応しやすく、街からそのまま自然へと入っていくような走り方にも適しています。
「SEEK」同様、フィット感は前足部にゆとりがあり、自然な足の動きをサポートします。ミッドソールには「QuantumFoam」を採用し、快適性、反発性、耐久性のバランスを追求。「SEEK」に搭載される「QuantumFoam X」ほどの押し出し感ではなくても、そのぶんデイリーでの使いやすさがあります。

「ROAM」の魅力は、トレイルランを特別なものにしない点にあります。普段のランニングの延長で自然に入り込めるため、これからトレイルを始めたい人にも取り入れやすい一足です。SEEKと対になる存在として、カテゴリーの裾野を広げる役割を担っています。
速さを競うだけがランニングではありません。自然のなかを自由に動く楽しさに目を向けると、走る時間はもっと豊かになります。「SEEK」と「ROAM」は、その入口とその先をしっかりと支えてくれる2足です。
製品仕様
「SEEK」
・価格(消費税込み):2万6400円
・サイズ:メンズ/25.0〜29.0、30.0cm、ウィメンズ/22.5〜25.5cm
・重量:メンズ/306g(片足27cm)、ウィメンズ/244g(片足24cm)
「ROAM」
・価格(消費税込み):2万3100円
・サイズ:メンズ/25.0〜29.0、30.0cm、ウィメンズ/22.5〜25.5cm
・重量:メンズ/302g(片足27cm)、ウィメンズ/240g(片足24cm)
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