やっぱカッケェなぁ…スーパーカー世代には突き刺さる41年前の「カウンタック」を発見 4バルブ仕様のクワトロバルボーレ 約300台のみ作られた欧州仕様「ダウンドラフト」とは
最高出力は455馬力 圧倒的な性能が人気だったLP5000QV
2026年8月に米国カリフォルニア州モントレーで開催されるRMサザビーズのオークションで、1985年式ランボルギーニ「カウンタック LP5000QV」が出品される予定です。
カウンタックは、1970年代から1990年代初頭にかけてスーパーカーブームを象徴した存在ですが、その長い進化の歴史の中でも特別な評価を受けているのが「LP5000 QV(クワトロバルボーレ)」です。
1985年のジュネーブモーターショーで発表されたこのモデルは、5.2リッターV型12気筒エンジンへ4バルブヘッドを組み合わせたことで、当時としては驚異的な性能を実現しました。
とくに欧州仕様車は、ダウンドラフト式キャブレターを採用していたことから「ダウンドラフト」と呼ばれ、カウンタック史上もっとも強力なモデルとして知られています。
エンジンフード上の大きな“パワードーム”がその特徴で、最高出力は455馬力に到達。従来の5000Sから大幅にパワーアップを果たし、0-60mph(約96km/h)加速4.1秒、最高速度195mph(約314km/h)という圧倒的なパフォーマンスを誇りました。
LP5000QVは、1988年までに631台が生産されましたが、そのうち欧州仕様のダウンドラフトは約300台のみとされ、現在ではコレクターから極めて高い人気を集めています。

今回紹介される個体は、シャシーナンバー「FLA12877」を持つ1985年式で、ヨーロッパ仕様として製造された車両です。
ボディカラーは「ネロ・テネブレ」、インテリアもブラックで統一され、US仕様とは異なるスマートな小型バンパーやキロメーター表示メーターを備えています。
このカウンタックは1985年7月に完成し、イギリスで納車されました。当初はニューヨークを拠点に活動した著名デザイナーであり、ランボルギーニコレクターとしても知られるスタニスワフ・ザゴルスキ氏向けだったとされています。同氏は数々のロックやジャズアルバムのジャケットデザインを手掛けた人物として知られています。
その後、アメリカへ渡った車両は、2011年にニュージャージー州のオーナーによってエンジンオーバーホールなどの整備を受け、さらに2018年からはレストアを開始。シャシから補機類に至るまで徹底的な修復が行われ、オリジナルカラーへの再塗装も実施されました。
レストアは約4年をかけて2023年に完了し、その費用は61万1000ドル以上に達したとされています。さらにエンジン再構築費用や最終調整費用を含めると、膨大なコストが投入されたことになります。
また、この個体にはゴールドとシルバー、2種類のOZ製ホイールが付属するほか、リアウイング装着時と非装着時、2種類のデッキリッドも用意されています。オーナーは好みに応じて異なるスタイルを楽しむことが可能です。
現在の走行距離は約3万3010km。マッチングナンバーエンジンを維持している点も大きな魅力で、純正工具キットやレザーポーチ入りマニュアルも付属します。
究極のカウンタックとも称される「QVダウンドラフト」は、今なおスーパーカー史に輝く伝説的モデルといえるでしょう。
この1985年式ランボルギーニ「カウンタック LP5000QV」、予想落札価格は90万ドルから110万ドル(1USドル=158.9円換算で、日本円で約1億4300万円から1億7500万円)とされています。
VAGUEからのオススメ
ブローバが腕時計の常識を曲げてから10年…「CURV(カーブ)」10周年モデルが証明した小径化による究極のフィット感とクリエイション【PR】