実物の時計よりも高額!? 9000万円オーバーするデザイン画を描いた「時計界のパブロ・ピカソ」ことジェラルド・ジェンタとは
もはや時計よりも高い!? ジェラルド・ジェンタのスケッチの落札価格とは
また2022年4月、同じくサザビーズが香港で開催したオークションでは、パテック フィリップ「ノーチラス」のデザイン画がオークションに出品された。

●実際の時計の人気に比例した落札価格
ノーチラスのケースデザインは、潜水艦「ノーチラス号」の舷窓をモチーフとしている、といわれている。「ウェットスーツにもタキシードにも完璧にマッチする時計」というコンセプトのもと作られたノーチラスは、スポーティでありながらも“薄さ”を保ちつつ「防水性」の向上にも取り組んだモデルだ。
今でこそ「防水性能120m」と聞くとそれ程でもないが、ノーチラスの厚みは約7.5mmしかない。それでいて、手巻き式よりも厚くなりやすい自動巻きムーブメントを搭載しており、パテック フィリップの職人たちの技術の高さの表れでもあった。
そんなノーチラスのデザイン画、落札価格はなんと567万香港ドル(邦貨換算約9345万円)。
いずれのデザイン画もコレクターがリビングルームや書斎にでも飾るのであろう。いやはや、実に羨ましい話だ。
そのほか出品されたデザイン画には、商品化こそされていないがフェラーリ、ランボルギーニ、ベントレーなどとのタイアップを想定したものもあった。ジェラルド・ジェンタは生涯において、10万点にも及ぶデザイン画を手掛けた、といわれている。
なお、これらオークションに出品されたデザイン画には、ジェンタ・ヘリテージ・アソシエーション(会長はジェラルド・ジェンタの夫人)が本物であることを謳うNFTも付属されている。また、2022年6月にニューヨークで開催されるサザビーズのオークションでも、ジェンタのデザイン画が出品されるとのこと。全てのデザイン画が高いわけではないので、アート作品としてチェックしてみるのもアリだろう。
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