まもなく登場! スバル新型「トレイルシーカー」は最低地上高215mm&荷室容量600リットル超の“電動クロスオーバーワゴン” アウトドアレジャーに使える?
最低地上高215mmという「フォレスター」と同等の“使える”性能
「ジャパンモビリティショー2025」で日本初公開となったスバル新型「トレイルシーカー」。2026年春の発表予定が近づいてきましたが、果たしてこの新しい電動クロスオーバーワゴンはどんな魅力を備えているのでしょう?
「トレイルシーカー」でまず注目したいのは、215mmという最低地上高。「フォレスター」が220mmであることを考えると、「トレイルシーカー」はスバルの主力SUVと同等の悪路走破性を確保していることがうかがえます。
BEV(電気自動車)にとって、最低地上高の確保は簡単なことではありません。床下にバッテリーを敷き詰める構造上、どうしても車高が上がるか、地上高が犠牲になりがち。「トレイルシーカー」の215mmという数値は、パッケージングの最適化などにより実現したものといえるでしょう。
この215mmというロードクリアランスが意味することは、キャンプ場へのアプローチ、雪道、荒れた林道など、スバルユーザーが当たり前のように走ってきたフィールドに臆せず入っていけるという安心感です。
スバルは「トレイルシーカー」を“クロスオーバーワゴン”と位置づけていますが、その理由は、ラゲッジスペースを見れば明らかです。標準グレードで609〜633リットル、上級グレードでも595〜619リットルという荷室容量を確保。スバルは「トラベルバッグなら4セット」「ドッグケージも気軽に積載可能」と荷室の使い勝手を表現しています。

そんな「トレイルシーカー」のボディサイズは、全長4845mm、全幅1860mm、全高1675mm。ベースとなった「ソルテラ」よりも全長と全高が拡大されていますが、この延長分の大半がラゲッジスペースに充てられています。ホイールベースは共通(2850mm)ながら、荷室の使い勝手は全くの別物となっています。
「トレイルシーカー」は2名分のキャンプ道具に自転車、カヤックなど、レジャードライブに必要な積載力を備えているのが魅力的。さらに、ラダータイプの大型ルーフレールも装備されており、ルーフキャリアやルーフボックスの装着をサポートします。
とはいえ、レジャードライブにBEVを使うとなると、懸念されるのはその航続距離です。目的地に充電器があるとは限らず、山奥のキャンプ場となればなおさらです。
その点「トレイルシーカー」の前輪駆動モデルは、一充電走行距離700km以上を開発目標としています。これは東京から大阪まで、充電なしに走り切れる距離に相当します。
バッテリー容量は74.7kWhですが、急速充電時にはバッテリー温度を事前調整する“プリコンディショニング”機能を搭載するなど、充電効率が落ちるシーンでの不安を払拭しています。
●電動AWDがもたらす走りの安心感
「トレイルシーカー」のAWDモデルは、前後に167kWのモーターを搭載。この電動AWDの強みは、機械式では不可能な緻密さで前後の駆動トルクを制御できる点にあるといいます。
スバルは長年、シンメトリカルAWDの開発で技術とノウハウを蓄積してきましたが、その知見を電動化時代に再解釈したのが、「トレイルシーカー」の4WD制御技術だといいます。
また、サスペンションや電動パワーステアリングのセッティングにもスバルの技術が注入されており、「ドライバーがねらった走行ラインをトレースしやすい」特性を実現しているのだとか。
雨の高速道路、雪の峠道、ぬかるんだキャンプ場など、どんなシーンでも4輪が確実に路面をとらえる安心感は、レジャードライブ時の疲労度を大きく軽減してくれそうです。
2026年春に発表される「トレイルシーカー」は群馬県の矢島工場で生産され、標準グレードのFWDとAWD、上級グレードのAWDという計3つのグレード構成になりそうです。
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充電インフラへの不安、航続距離への疑念、悪路での信頼性への懸念などにより、これまで「街乗り向き」というイメージが強かったBEV。「トレイルシーカー」はそのすべてを具体的な数字でクリアしようとしています。
最低地上高215mm、荷室容量600リットル超、1回の充電当たりの航続距離700km以上という「トレイルシーカー」は、週末のレジャーに使える電動クロスオーバーワゴンとして活躍してくれそうです。
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