“伝説のフロントマスク”が半世紀ぶりに復活! 進化した日産「フェアレディZ」まもなく登場 “鼻先が30mm伸びた”新デザインの真価
初代「240ZG」を思わせる“伝説の顔”が現代に復活
日産自動車が、商品改良を施した「フェアレディZ」2027年モデルを紹介するティザーサイトを公開しています。サイトでは「2026 Summer Debut」と予告されており、正式発表と発売が近づいていることがうかがえます。
今回登場するのは、現行の“RZ34”型「フェアレディZ」の商品改良モデルです。その概要はすでに「東京オートサロン2026」で公開されており、その後、北米日産が2027年モデルとして実車写真や詳しい変更内容を発表しています。
現行型「フェアレディZ」は、2022年に発売されたふたり乗りのFRスポーツカーです。最高出力405ps、最大トルク475Nmを発生する3リッターV型6気筒ツインターボエンジンを搭載。トランスミッションは6速MTまたは9速ATを用意しています。
1969年に登場した初代“S30”型以来、「フェアレディZ」が受け継いできたロングノーズ&ショートデッキのプロポーションを軸に、初代“S30”型を思わせる半円形のヘッドライトや4代目“Z32”型をイメージしたリアコンビネーションランプなど、歴代モデルの意匠を取り入れたデザインも現行モデルの特徴です。
このように、もともと現行型は、歴代モデルの特徴を単純に復刻するのではなく、各世代の記憶を現代的なデザインへと再構成したモデルですが、今回の商品改良では、そのヘリテージ表現がフロントマスクにも導入されています。
なかでも最大の変更点は、フロントのバンパーとグリルの刷新です。現行モデルは、冷却に必要な開口面積を確保すべく、縦方向に大きく開いたスクエアなフロントグリルを採用していますが、商品改良モデルでは、グリルの中央をボディ同色のバーが水平に横切る“スプリットグリル”を採用しています。

上下に分割された開口部と、前方へ張り出したノーズ形状の組み合わせは、初代“S30”型の高性能モデル「フェアレディ240ZG」を思わせます。ノーズ先端に追加された“エアロダイナ・ノーズ”、一般的には“Gノーズ”の通称で知られるこの意匠は、標準的な“S30”型よりも長く尖ったフロントまわりにより、空力性能を向上させていました。
今回の進化型「フェアレディZ」のフロントマスクは、この“Gノーズ”を想起させるものです。従来モデルよりノーズ先端が30mm前方へと延び、フロントの視覚的な重心を低く見せることで、「240ZG」の伸びやかさと鋭さを現代的に再解釈しています。
また、フロントノーズ先端のエンブレムも変更されました。従来の「NISSAN」エンブレムに代わって、商品改良モデルでは円形の「Z」エンブレムを採用。このディテールは、初代“S30”型だけでなく、2代目“S130”型、3代目“Z31”型、4代目“Z32”型にも用いられてきたものです。
車両の最前部に「Z」マークを置くことで、正面から見た瞬間に「フェアレディZ」であることを主張すると同時に、歴代モデルとのつながりを示しています。
さらに日本仕様のボディカラーには新色“UNRYU GREEN(雲龍グリーン)”が設定されます。深みのあるグリーン系の色合いで、初代“S30”型に用意されていたグリーンへのオマージュとされています。
グリーンは紫外線の影響によって色調が変化しやすい難しい色ですが、極細の黄色と青の顔料を緻密に組み合わせることで耐退色性を確保。ひかえめなメタリックフレークを加えることで、光の当たり方によって陰影が変わる奥行きのある色調に仕上げられています。
そんなエクステリアに組み合わされるタンカラーのインテリアも、歴代「Z」を想起させるもの。シート表皮だけでなく、ドアトリム下部やセンターコンソールなども同系色でコーディネートされています。なかでも、深いグリーンの外装と明るいタン内装の組み合わせは、クラシックで落ち着いた雰囲気を生み出します。
また足元には、3代目“Z31”型の「300ZX」のホイールをモチーフとする、新デザインの19インチアルミホイールも設定されます。10本の細いスポークを星形に配置した形状で、1980年代の意匠を現代のスポーツカーに合うようリデザインしています。
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