フィアット新型「トポリーノ」イタリア本国で登場 レトロなデザインで大人気 超小型車に用意された“オープン仕様”とは
イタリアやフランスでは14歳から運転可能なマイクロEV
ステランティスの伊ブランド、FIAT(フィアット)は2023年9月19日、新型「Topolino(トポリーノ)」の注文がイタリア本国で開始されました。今後年末までにドイツやフランスでも注文が可能となる予定です。
新型トポリーノは2シーターのマイクロEVで、同じステランティスのフランスブランド、シトロエン「ami(アミ)」をベースにした新型モデルとなります。
全長2530mm×全幅1390mm×全高1520mmという超小型サイズで、車両重量は485kg。搭載されるモーターの最高出力は6kW(約8.2ps)で、リチウムイオンバッテリーは5.4kWh。これにより、最高速度45km/hでの走行と、最大航続可能距離75kmを達成しています。
マイクロモビリティカーでありながら、室内は広々としています。運転席と助手席の位置をずらすことでショルダー部を広く座ることが可能で、さらに室内の収納スペースは63リッターを確保。スーツケースも収納可能だといいます。
都市部では制限速度は30km/hに制限されます。
最大の特徴は、シトロエン・アミ同様、フランスやイタリアなどでは運転免許を必要としない超小型四輪だということです。
新型トポリーノのような超小型車(50ccエンジンカーに相当する)は、フランスにおいては1987年12月31日までに生まれた人は、運転免許なしでも運転可能で、1988年1月以降に生まれた人は、検定に合格するともらえる交通安全証明書(AMライセンス)を所持することを条件に、こちらも運転免許なしで運転できます。
AMライセンスはフランスやイタリア、ポーランド、ポルトガル、ハンガリーなどでは14歳から取得可能なため、トポリーノはそれらの国では14歳から運転することが可能となっています。
page
- 1
- 2