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ソニーの新型EV「アフィーラ」はいつ発売? モビリティショーにも出展中のプロトタイプはどう進化した!?

世界初公開から10か月 日本で初めて一般公開

 2023年1月、米国ラスベガスで開催の「CES2023」で初公開されたソニー・ホンダモビリティ(SHM)の「AFEELA(アフィーラ)」プロトタイプ。

 その実車が10月16日~17日、東京都港区にある虎ノ門ヒルズ ステーションタワー46F「TOKYO NODE HALL」でメディアに日本初公開されました。このプロトタイプは10月28日から一般に公開されるジャパンモビリティショー2023でも披露されます。

ジャパンモビリティショー2023に出展中のソニー・ホンダモビリティ新型「アフィーラ・プロトタイプ」
ジャパンモビリティショー2023に出展中のソニー・ホンダモビリティ新型「アフィーラ・プロトタイプ」

 SHMが設立されたのは1年ほど前の2022年9月。その翌月に開催された設立発表会では、CES2023で何らかの形で発表することが紹介されており、それがこの日、公開されたプロトタイプだったのです。

 しかし、デザインを見た多くの人から発表直後に聞かれたのは「インパクトがない」「VISION-Sと似ている」など、どちらかといえばマイナスな意見でした。

 確かに、CES2023に出展していた他の自動車メーカーが披露した出展車は、どれも一度見たら忘れられないようなインパクトのあるものばかりで、それに比べるとアフィーラの出展はかなり地味な印象を受けたのは確かです。とはいえ、日本発の電気自動車(BEV)メーカーとして、発売に向けて動き出した意義は大きかったとも言えます。

 それは、とかく日本の自動車メーカーは、これまでBEVに対して後ろ向きと言われ続けてきたからです。しかも、その内容は45個のカメラやセンサーを備えて自動運転も視野に入れた車両であり、車内はと言えば多彩なエンタテイメントを満載した、まさにソニーらしい世界観が再現されていたました。これに日本のメディアは大きく反応したというわけです。

 それから10か月が経ち、ようやく日本でのお披露目が叶ったわけですが、ベールから姿を現した車両はそのCES2023で披露された車両とまったく同じものでした。搭載されているカメラやセンサーも、再現されるエンタテイメント系もすべてそのままだったのです。

 これには多くの人が拍子抜けしたようです。つまり、SHMは正式に表明していませんが、「新たな進化は3か月後に開催されるCES2024にて」ということなのだと思います。

Next市販化の際に気になるその車両価格はどうなる?
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