高価なアコースティックギターは何が違う? クラシックとフォークギターの定義と自分に合った選び方を専門店に聞いてみた
●多彩な音の表現ができるアコースティックギター
ギターは老若男女問わずに気軽に始められ、初期投資が数万円台からと他の楽器と比べても費用が安くすむので取り組む人が多いといわれています。ひとりで隙間時間に楽しめるほか、仲間内でバンド活動をおこなうなど、活動方法もさまざまなのも魅力のひとつです。
そのギターにも種類があって、大きく分類すると「エレキギター」と「アコースティックギター」の2種類に分けられます。エレキギターはアンプを介してスピーカーから音を出す仕組みで、多くのロックバンドが使用し迫力のある音色が演出可能です。
また、ギターとアンプの間にエフェクターを接続することにより、音色だけでなく反響や歪みも調節できるので再現できる幅が広がります。
対してアコースティックギターはギター本来の生音を楽しめるのが特徴で、自然な音色の美しさが最大の魅力といえるでしょう。アコースティックギターはエレキギターと比較しても重量が軽くて、およそ1kgから3kgぐらいなので持ち運びも容易です。

●いいアコースティックギターはどこが違う?
そんなアコースティックギターにも2種類があり、「クラシックギター」と「フォークギター」があります。
クラシックギターとフォークギターの大きな違いは、弦の素材によるものです。クラシックギターでは弦の素材にナイロンを使用し、フォークギターでは弦の素材に金属を使用しています。
弦の素材が異なることで音のテイストにも違いがあり、音色が柔らかくソロ演奏に適したクラシックギターと大音量にも対応しロックやポップスなど幅広いジャンルに適したのがフォークギターといったところです。
ギター全般にいえることですが、とにかくモデル数が多くて価格帯も幅広いため、これからアコースティックギターを始めようとする人には、どれを選んだらいいか迷うことでしょう。
代表的なアコースティックギターにはどのようなモデルがあるか、日本最大級の楽器専門店「クロサワ楽器」の担当者は以下のように話します。
「安価なモデルには、ビギナーからベテランまで扱いやすいコスパの優れた『YAMAHA FG820』(3万6300円、消費税込)があります。シンプルながらも高品質であるため、ギターを始める初心者にもおすすめです。
逆に高価なモデルには『Martin D-45』(145万円、消費税込)があります。185年以上の長い歴史をもつMartin社は、プロのアーティストからも高い支持を得ており、ボブ・ディランやエリック・クラプトンも使用しています」
安いものでは数万円、高いものだと100万円以上するモデルがあるクラシックギターですが、価格差はどのようにして生じるのか前出の担当者は以下のように話します。
「基本的には工場のライン生産が安価で、職人の手作業の場合は高価になる傾向です。高価なものは使用している木材の希少性、作りの丁寧さなどが挙げられます。ほかには、ブランドを代表する職人が手掛けたものは高価な値段が付きます」
また価格差でギターの性能や性質など、どのような違いがあるか、前出の担当者は続けて話します。
「高価なもののほうが細部に渡って高い精度で作られているため、演奏性が高い傾向にあります。よほど安価で粗悪なものになると、演奏性が悪い、チューニングがズレやすいなどの問題が出てきます」
また、アコースティックギターを購入する際、ユーザーはどのようなポイントを重視するのがいいか、前出の担当者は以下のように話します。
「一番はそのモデルが持つサウンドのキャラクターかと思います。定番と言われるモデルのGibson J-45はいい意味で男くさく、ロックなサウンド。並んで定番とされる『Martin D-28』は伸びやかな音と、豊かな低音が特徴で、この2機種だけでもキャラクターが大きく異なります。
そのためサウンドが好みか、演奏スタイルやジャンルに合うかなどを重視する方は多いです。好きなミュージシャンが使っているものと同じものを選択する方も多くいらっしゃいます」
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また、初心者がアコースティックギターを使う時は、音の好みも大事ですが、自身の体型にあったギターを選ぶことが大事です。
ネックの握り心地や抱えやすさなどは大事なポイントで、定番のサイズのドレッドノートに対して女性でも扱いやすいフォークサイズがあるので実際に手に取ってみることをおすすめします。
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