90年代に世界最速を誇った1台 ジャガー「XJ220」がオークションに登場! “不遇のスーパーカー”と呼ばれる理由とは
“億超え”の落札が当たり前の90年代スーパーカーなのになぜ!?
新車価格を超える水準である一方、XJ220の想定落札価格は「億超え」があたりまえとなっている同年代のスーパーカーと比べるとやや控えめな数字です。

実際のところ、同年代のきらびやかなスーパーカーと比べると、XJ220はどちらかと言えばマイナーな存在となってしまっています。
その背景には、当時の世界情勢が大きく関わっていると言われています。
XJ220が発売された当時は世界的な好景気の影響もあり、当初の予定生産台数であった220台を大きく超えるオーダーが予想されていました。
そこでジャガーは予定生産台数を350台へと引き上げますが、そのタイミングで世界経済は不況へと転落してしまい、最終的には280台あまりのオーダーにとどまってしまいます。
こうした経緯もあり、XJ220は「不評だった」と評されることがめずらしくありません。
また、XJ220の生産台数は、F40よりははるかに少ないものの、同年代のスーパーカーの代表格であるマクラーレン「F1」やブガッティ「EB110」などよりは多く、希少性という意味でも中途半端な存在でした。
「不遇のスーパーカー」と言うべきXJ220ですが、それでも、当時世界最高峰のパフォーマンスを持つ1台であったことに疑う余地はありません。
また、XJ220で提案された流麗なデザインは、その後のジャガーのデザインの礎を築くものでした。それが、結果として世界的な不況下においてジャガーが生き延びることができた要因のひとつとなるなど、XJ220はジャガーというブランドにとっては救世主というべきモデルでもありました。
そう考えると、XJ220の現在の評価は、やはり不当なものといえるのかもしれません。
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