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なぜスマートウォッチ業界でも「ガーミン」は別格!? 独自に「GPSウォッチ」と呼ぶ理由は? アメリカ本社を訪ねてわかったこと【Behind the Product #13】

●ガーミンは「GPS技術」の会社

“スマートウォッチ元年”と呼ばれる2015年以来、劇的に進化を続けて急速に普及。市場でも激戦が続くのがスマートウォッチの世界だ。

 なかでも「ガーミン(Garmin)」は“別格の存在”である。

 その理由は去る5月中旬、アメリカ・カンザス州のオレイサにあるアメリカ本社を訪ねて初めて理解できた。

 今回は本社のレポートを交えて、他のスマートウォッチには追随できないガーミンのスマートウォッチの魅力をご紹介する。

Cap)アウトドア向けの最新モデル「fēnix 7 Pro」の製品ページ。「フラッグシップGPSウォッチ」という表記に注目! 
Cap)アウトドア向けの最新モデル「fēnix 7 Pro」の製品ページ。「フラッグシップGPSウォッチ」という表記に注目! 

 いま、あなたがスマートウォッチを購入したいと思ったら、まずブランドの製品が掲載されているオフィシャルWebサイトやECサイトにアクセスして、その製品についての正しい情報を手に入れようするはず。

 そして「ガーミン」のスマートウォッチのページで、個々の製品ページにアクセスすると、他社との違いに気付く方がいるかもしれない。

 そう、英字の製品名の下に「GPSウォッチ」と記されているのだ。これはアメリカの公式通販サイトでも同様だ。

 こうした表記は他のスマートウォッチブランドの製品ページのどこにもない。なぜなのか、筆者はかねがねその理由を知りたいと思っていた。

 それは同社が主催した創立35周年記念のプレスツアーでガーミンのアメリカ本社、中西部カンザス州のオレイサを訪ねてわかった。

事業の全貌について解説してくれたガーミン社長兼CEOのクリフ・ペンブル氏(左)。氏は創立初期からの生え抜きで、スマートウォッチに代表されるウエアラブルデバイスの「育ての親」である
事業の全貌について解説してくれたガーミン社長兼CEOのクリフ・ペンブル氏(左)。氏は創立初期からの生え抜きで、スマートウォッチに代表されるウエアラブルデバイスの「育ての親」である

 本社取材の前日、ホテルで行われた創立35周年を記念したプレスカンファレンスでガーミン社長兼CEOのクリフ・ペンブル氏のプレゼンテーションが行われた。

 ガーミンの2023年の総売上高52億2825万USドルで、スマートウォッチを中心にした「フィットネス事業部門」の売り上げは、その24.82%。

 一方、アウトドア関連は26.5%、マリーン関連が23.65%、航空関連が15.7%、自動車(OEM=相手先ブランドでのビジネス)関連が9.33%となっている。

 そしてスマートウォッチもそのほかのアイテム、アウトドア関連、マリーン関連も航空関連も自動車関連も、すべてコアになっている技術はGPS技術だ。

 つまりガーミンはGPS技術をコアにした製品を開発・製造。販売する会社。だから、このコア技術をアピールするために「GPSウォッチ」と表記しているのである。

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Gallery 【画像】「えっ…」これが世界に誇るGPSウォッチ「ガーミン」本社の様子です(12枚)
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渋谷ヤスヒト
渋谷ヤスヒト
時計&モノジャーナリスト、編集者
1962年生まれ。文芸編集者を経て、モノ情報誌や時計専門誌の副編集長を務めた後、時計ジャーナリストとして独立。現在はライター、フリー編集者として多方面で活動。特筆すべきは1995年から一度も欠かすことなく続けているスイスの時計フェアや世界各国のブランド取材。30年以上のキャリアに裏打ちされた業界VIPとの信頼関係を活かし、業界全体を俯瞰した独自の記事を執筆する。また時計に留まらず、モノ情報誌の編集者時代のネットワークと知識でIT機器、自動車、家電、食品など、「モノ作り」の現場を幅広く網羅。完成品から下請け企業まで一貫して追いかけ、「人が本当に幸福になれるモノとは何か」を探求し発信中。

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