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日本ではいつ登場!? 2024年注目のスズキ新型「ジムニー5ドア」 実際に乗って触って座って感じた“3ドアジムニー”との違いとは

快適に4人が移動できる本格的クロカン車

 まずエクステリアから見ていくと、最大の違いは、上記したロングホイールベース化と後席ドアの追加にあります。

インドネシアで開催された国際モーターショー「ガイキンド インドネシア国際オートショー2024」に展示されたスズキ新型「ジムニー5ドア」
インドネシアで開催された国際モーターショー「ガイキンド インドネシア国際オートショー2024」に展示されたスズキ新型「ジムニー5ドア」

 この後部ドアの影響で、リアサイドガラスが小型化されているのも変化のポイントです。

 しかし、ビジュアル面の差別化は、これだけにあらず。5ドアのフロントマスクでは、5スロットフロントグリルがクローム仕上げに変更し、フロントバンパーにシルバー加飾を追加。そのため、3ドアよりも上級感が演出されています。

 インテリアでは、ダッシュボードや運転席周りなどのフロント部は3ドアと共通ですが、後席エリアとラゲッジスペースが大きく異なります。

 まず後席が2名乗車仕様であることには変わりませんが、より乗用車ライクなシートに変更することで、3ドアと比べ、快適性が飛躍的に向上されています。

 ロングホイールベース化の恩恵で、足元スペースにもゆとりが増した上、肉厚なシートがしっかりと体を支えてくれます。そして、後部ドアによるアクセス性の良さは、5ドアならではの大きな価値といえます。

 ラゲッジスペースは、4名乗車時でも3ドア仕様と比べ奥行きが増しており、標準時で219リッターの容量を確保し、使い勝手が良くなっているのは嬉しいところ。

 ただし弱点もあります。3ドア仕様のように後席を床下格納できず、通常の50:50の分割可倒式となるので、ラゲッジスペースを最大化しても、フロアが段付きとなること。その結果、2名乗車時の積載能力は、若干3ドア仕様が上回るという逆転現象も生じています。

 また機能面では、シートバックとフロアも通常の布製となるため、3ドアのボード仕様と比べ、汚れや水濡れの対策が必要な点も挙げられます。

 クロカン性能については、ロングホイールベース化が悪路走破性をスポイルしてしまう面があるのは確かで、徹底してオフロード性能にこだわるならば、3ドア仕様となります。

 ただ実用性の高い本格的クロカンとして、これほど扱いやすく、快適に4人で移動できるものは、世界広しといえど、ジムニー5ドア以外にないといっても過言ではないでしょう。

※ ※ ※

 現在ジムニー5ドアは、インドにあるグルガオン工場でのみ製造され、インド国内はもちろんのことアフリカや中南米、中近東などの世界に向けて供給されています。

 しかもインドやインドネシアは左側通行だけに、右ハンドル車が製造されています。

 そうなれば、いち早く日本導入を望みたいものですが、そこは堅実的なスズキのこと。

 導入にあたってはかなり慎重な姿勢を見せており、これまで導入に向けたメッセージは一切なく、日本で公式の場に、ジムニー5ドアを展示したことさえありません。
 
 そして現在、日本のジムニーシリーズの人気も好調で、まだ仕様によっては長納期化が改善されていないこともあり、その解消が最優先事項となっています。

 早くジムニー5ドアが日本で手に入れる日が来ることを願うばかりですが、こればかりは、スズキの決断を待つしかありません。

 そのためにも、5ドア導入を望む一人一人が、その想いをスズキに伝えていくことが、大切な一歩といえそうです。

Gallery 【画像】まもなく日本上陸!? 期待高まるスズキ新型「ジムニー5ドア」を写真で見る(45枚)
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