実はこんなにバラエティ豊か 高速道路も運転可能で日常使いから遠出もできる万能バイク「150cc」モデル4選
150ccバイクはまだまだある!スポーツネイキッドやクロスオーバーモデルも?
●スズキ「ジクサー150」

原付プラスアルファの性能があっても、やはりマニュアルトランスミッションをガチャガチャと変速する楽しさがほしい。その欲求に応えるのがスズキ「ジクサー150」です。
ジクサー150の特徴は本格的なスポーツネイキッドであることでしょう。クラッチありの6速MTを装備しているため、通常のバイク同様にクラッチ操作をする必要があります。
例えばワインディングにツーリングに行った際、元気よく走りたい場合はギアの変速が気持ちを盛り上げてくれます。
逆に小さいからこそバイクとしっかり“対話”しなければ思い通りに走ってくれません。ライダーの心をくすぐるポイントではないでしょうか。
また装備も本格的で、メーターはフル液晶のタコメーター付きで、ヘッドライトはLED、リアサスペンションは7段階のプリロード調整機能が付いています。
ちなみにボディサイズは全長2020×全幅800×全高1035mmで、車両重量は139kg。
エンジンは154ccの空冷単気筒SOHCで、最高出力9.6kW(13PS)/8000rpm・最大トルク13Nm(1.3kgm)/5750rpmを発揮します。
●ヤマハ「トリシティ155」

次に、ヤマハの三輪スクーター「トリシティ155」です。
前輪が二輪あるため、前のグリップがその分増えると考えて良いです。そのため、路面が急に濡れたとしても、前一輪に対して高いグリップが保たれます。
また、車体の傾きに対応して前輪も同様に傾くのがトリシティの特徴です。そのため、乗車時は前二輪であることを忘れるくらい自然にコーナリングができます。
さらに前輪の片側のみ段差に乗ったとしても、その片側だけが段差に応じて動くのでバランスは崩れません。というよりも通常のバイクよりも安定して段差を越えられます。
この安定性は日常でも遠出の際にもライダーを助けてくれるでしょう。
ちなみにボディサイズは全長1995×全幅750×全高1215mmで、車両重量は172kg。
エンジンは水冷単気筒SOHCで、最高出力11kW(15PS)/8000rpm・最大トルク14Nm(1.4kgm)/6500rpmを発揮します。
●ホンダ「ADV150」

そして、150ccバイクには「アドベンチャー」や「クロスオーバー」といわれる腰高スタイルのモデルもあります。
アドベンチャーは、タンクとエンジンとギアが車体の中央にあり跨って乗るというバイクとして通常の車体構成をしています。
しかしそのスタイルに違を唱えスクーターのスタイルを撮ったのがホンダの「ADV」シリーズで、その末弟にあたるのが「ADV150」です。
アドベンチャーらしい無骨なボディデザインを採用しただけではなく、前後のサスペンションも通常よりも長いタイプを採用し車高を上げています。
フロントサスは130mm、リアサスは110mmのストローク量を確保したことで、通常の路面ではより快適に、悪路でもしっかりとショックを吸収してくれます。リアサスは3段階のスプリングプリロード調整機構も備えています。
ブレーキは前後ともにディスクタイプを採用し、水に濡れても安定した制動力を発揮します。フロントのみABSが搭載され、緊急ブレーキの際も安心です。
スクーターとしては珍しくトラクションコントロールを装備しています。スリップしやすい路面に特化させたもので、前後輪に設けた車速センサーとスロットルポジションを検知し、最適なトルクが出るようエンジンを制御します。
路面状況を読みずらい林道に入っても安心して走り切れるでしょう。
ちなみにボディサイズは全長1950×全幅760×全高1195mmで、車体重量は136kg。
エンジンは水冷単気筒SOHCで、最高出力12kW(16PS)/8500rpm・最大トルク15Nm(1.5kgm)/6500rpmとなっています。
※ ※ ※
日常からツーリングまで対応できる150ccクラスでも、現在は趣味・趣向に合わせた様々なスタイルのモデルがラインアップされています。
そしてどのモデルも、手に入れた後の楽しいバイクライフを連想させてくれる個性を持っています。
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