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【アウトドアの基本】迷ったら“45度”! 安全で美しくテントやタープを張るために必要な「ペグ打ちの基礎」とは

●ペグとペグハンマーは専用を必ず用意

 テントやタープの設営に欠かせないペグ打ち。「ガイロープ(ガイライン)」と呼ばれる張り綱でテンションを掛けることで風に対して強くなるだけでなく、シワなくピンときれいに設営することでサイトを美しく構築できます。

「天気のいい日しかキャンプしないなら不要なのでは?」という意見も耳にしますが、フィールドは都会と違い天気が急変しがち。「風が吹いてきたな」と思った5分後に突風に襲われるなんて言うのは当たり前。

 天候が崩れてからペグ打ちをしても時すでに遅し、風に翻弄されるテントの前になすすべはありません。無風でもめんどうがらずにペグダウンしているからこそ、ゆったりとキャンプを楽しむことができるのです。

 そんな重要なペグですが、いざフィールドで設営しようとするも上手くいかず、苦手意識を持つ初心者キャンパーも少なくないはず。そこで今回は、アウトドアで安心して楽しめるサイト造りに役立つペグ打ちの基本を紹介します。

安全で快適、そして美しいサイトに欠かせないのが正しいペグ打ち法です
安全で快適、そして美しいサイトに欠かせないのが正しいペグ打ち法です

 ペグ打ちで大切なのがペグやペグハンマーといったギアのセレクト。当たり前のようですが、苦手という人がやりがちなのが、テントやタープに付属しているペグやペグハンマーを使ってしまっていること。

 付属するペグやハンマーは設営のため必要最低限の機能しかないことが多いので、使い勝手はあまり期待できません。極端に粗悪なものになると設営中に壊れてしまうなんていう笑えないケースもあり、より快適なサイトを設営したいなら専門品は必須です。

 まずペグ。アウトドアショップには様々な素材のペグが並んでいますが、迷ったらスチール(鉄)素材で鍛造のものを選んでいけば間違いありません。

 鍛造(たんぞう)とは、金属を叩いて作る製造方法のこと。粘り強い特性を持つので、ハンマーで叩いたりガイロープからの強い力に耐えたりするなど信頼性が高いのが特徴です。

 アルミニウムやチタニウムを採用したペグは強度こそスチールペグに比べ高くはないですが、重量が軽いので荷物の軽量化を優先したい電車やバスを利用したキャンプのときには便利。

 砂や石が混じったような地面の固いサイトだと、まっすぐ打ち込めず曲がってしまうこともあるので注意が必要ですが、芝生サイトなど整備されたフィールドなら問題なく使用できます。

 長さもペグ選びでは重要で、基準となるのは30cmのもの。ですが、砂地などペグが効きにくいフィールドでは、打ち方が甘いと突風であっさり抜けてしまうこともあります。

 風をはらんだタープに振り回された金属ペグは危険そのもの。想定外の強風に耐えるためにも、4本程度40cm以上の長めのペグをお守り代わりに数本持っていくと安心。ペグはテントやタープの大きさやフィールドの特性に合わせ素材や長さを選ぶのが大切なのです。

ペグ打ちに必要なペグハンマー。最近では使い勝手だけでなく、収納性の高いモデルも登場しています。写真はデイトナの「I型ペグハンマーNAGURI」(4950円、消費税込)
ペグ打ちに必要なペグハンマー。最近では使い勝手だけでなく、収納性の高いモデルも登場しています。写真はデイトナの「I型ペグハンマーNAGURI」(4950円、消費税込)

 ペグと同じくらい重要なのがペグハンマーです。釘を打つ金槌に似ていますが全くの別物。筆者は以前、「釘もペグも理屈は同じだから使えるはず」と勘違い。ペグハンマーの代わりに大工道具の金槌で地面の硬いサイトにペグを打っていたところ、ヘッドの金属がゆるんで外れてしまったことも。

 釘の倍以上も太いペグを打つのですから、負担も数倍かかるということは当たり前。ペグ打ちに特化したペグハンマーはテントの設営になくてはならない必須ギアなのです。

NextNEXT:具体的にはどう打てばいい?
Gallery 【画像】これだけ覚えておけばペグ打ちは大丈夫です(14枚)

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