大谷翔平の起用で話題! Beats(ビーツ)の最強スポーツ向けイヤホンPowerbeats Pro 2は「AirPodsのライバル」となるか?
●スポーツでの利用を考え抜いた究極の安定感
オーディオブランドのBeatsが、完全ワイヤレスイヤフォン「Powerbeats Pro 2」を2月13日にリリースした。
「Powerbeats」シリーズは、2010年から続くスポーツ向けのイヤホンだ。本体はイヤーフックと一体となっており、激しい運動でも外れにくい。トレーニングや、アウトドアアクティビティといった場面で親しまれてきた。

「Powerbeats Pro 2」は2019年に発売された「Powerbeats Pro」の後継機だ。アスリートのパフォーマンス引き出すために設計されたという本モデルは、リニューアルにあたっていくつかの機能が追加された。
また、全体的に大幅なグレードアップを果たし、「Beats史上最も画期的な製品」になったという。
本モデルの特徴であるイヤーフックには、超軽量かつ、柔軟性と形状記憶に優れたニッケルチタン合金を使用している。
イヤーフックがある都合上、つけ外しはAirPods等と比べて多少手間だが、その分一度つけてしまえば位置の調整はまず必要ないほど安定している。
本体重量は前モデルから約20%軽量化し、左右合わせても8.7gほどだ。安定感と軽さのお陰で耳への負担はほとんど感じない。まさに“究極の安定感”を実現したと言える。

そして本モデル最大の目玉は「心拍数モニタリング機能」だ。Apple Watchにも使用されている光学センサーを16分の1サイズに小型化し内蔵。耳の内側から心拍数をモニタリングする。
ランニングアプリの「Nike Run Club」や、スキー&スノボ滑走記録アプリの「Slopes」といったアプリと連携して使用できる。また対応するフィットネス機器とBluetoothで接続して心拍数モニタリング機能を使用することもできる。
再生/停止、次の曲、といった操作はイヤホン本体に搭載された物理ボタンから行う。さらに両耳に音量調整ボタンも搭載されている。スポーツの途中でも集中力を切らすことなく操作できる。
従来よりアップグレードされた「デジタルボイスマイク」が搭載。iPhoneの「声を分離」機能にも対応しており、音声通話時に声以外の音が入らないので、軽めのランニングをしながら通話をしてもよいだろう。IPX4等級の耐汗耐水性能を持つため、汗はもちろん雨天や雪の中での使用もまったく問題ない。
開発にあたって、約1000名のアスリートを対象に、計1500時間以上のテストを行ったという。名実ともに、「スポーツをしながらワイヤレスイヤホンを使う」ことについて徹底的に検討されたプロダクトといえるだろう。
●日常使いのイヤホンとしても文句なし
完全ワイヤレスイヤホンとしての性能も申し分ない。アクティブノイズキャンセリング(ANC)、外部音取り込みモードはもちろん搭載。強風の日にANCを利用したが風切り音はほとんどなく驚いた。
加えて、どんな環境下でも常にベストな聞こえ方に調整してくれる「アダプティブイコライゼーション」や、iPhone、iPadと連携したパーソナライズされた空間オーディオにも対応している。ワイヤレス充電機能も今回から追加された。機能面では「AirPods Pro 2」や「AirPods Max」とまったく遜色ない。
価格は3万9800円(税込)だが、価格や音質を加味しても、日常使い用のイヤホンとしても上出来だと感じる。むしろイヤホン本体にある程度サイズがあり、イヤーフックのおかげで不意に外れてしまうこともないので、AirPodsだとなくしてしまうという人にとってベストな選択肢ではないだろうか。
バッテリーはイヤホン本体のみで最大10時間、ケースでの充電を含めると最大で45時間の連続再生ができる。
イヤーチップはXS、S、M、L、XLの5種類が付属する。カラーリングは、ジェットブラック、クイックサンド、ハイパーパープル、エレクトリックオレンジの全4色展開だ。
●AppleとBeatsは「スポーツ」も変えるのか?
発売にあたって公開されたキャンペーン動画『Listen To Your Heart』にはレブロン・ジェームズ、リオネル・メッシ、そして大谷翔平が登場した。それぞれの競技で頂点を極めた3名のアスリートがブランドを飾る。

一つのプロダクトのプロモーションとしてはあまりにも豪華なメンツだが、開発陣にとっても思い入れのあるプロダクトでもあることが関わっているかもしれない。
というのも、Beatsは2014年以降Appleファミリーのブランドだが、「Powerbeats Pro 2」はBeatsのプロダクトとして初めて、Appleの開発陣と共にゼロから作り上げたプロダクトだという。
Appleとしても力を入れて開発した甲斐もあり、「実現したいと考えていた機能がすべて実現できた」と開発陣が語る出来となった。
また「AirPods 4」同様、「Apple Vision Pro」接続時に超低遅延のロスレスオーディオ再生に対応しているという点も見逃せない。近年、Appleは「空間オーディオ」をはじめとするコンピュテーショナルオーディオの進化に力を入れている。これは、ドライバーなどの物理的な要素だけでなく、プロセッサーの演算技術を活用し、音の知覚そのものを最適化するアプローチだ。
Vision Proなどのデバイスにおいては、この技術が「音の空間」を創出し、より没入感のある体験を提供している。
この流れは、日常生活やエンターテインメントだけでなく、身体を動かす場面にも影響を及ぼし始めるのではないだろうか。
例えば、運動中の音響体験を向上させることで、集中力の維持やパフォーマンス向上に寄与する可能性がある。「Powerbeats Pro 2」をはじめとするBeats製品は、こうした新たな視点を持つデバイスとして進化しているのかもしれない。
AppleとBeatsが、スポーツの領域でどのような体験をデザインしていくのか。今後の展開に期待したい。
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