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のぞみ号に“あえて乗らない”各駅停車の旅 オトクで人気の「ぷらっとこだま」は本当に使える!? 東京−新大阪で試してみた

グリーン車利用でも東京−新大阪間が1万2470円

 旅行の当日、東京駅に向かいます。

「ぷらっとこだま」では、東京都区内など「特定都区市内乗車券部分」は含まれないため、東京駅までの在来線は別途運賃を支払う必要があります。

ジェイアール東海ツアーズ「ぷらっとこだま」申込サイト
ジェイアール東海ツアーズ「ぷらっとこだま」申込サイト

 購入した「ぷらっとこだま」はグリーン車指定席プランです。こだま号には車内販売がないため、駅売店でお弁当を購入、さらにぷらっとこだまに電子チケットで付いてくる「1ドリンク引換券」を、お茶と引き換えて乗車します。

 指定された号車に乗り込むと、車室内にはわずかに数名がいるだけで、とても静かです。

 定刻に東京駅を発車したこだま号は、品川、新横浜と停車します。ここまではのぞみやひかりと同様の時間の経過です。

 しかしつぎの小田原で、最初の「のぞみ号通過待ち」のため5分ほど停車、ここではじめて後続ののぞみの通過待ちをします。続いては熱海駅、ここは地形上の理由から通過線が設けられていないため、通過待ちはなく、1分ほどの停車です。

 この熱海駅から浜松駅までが、長い長い静岡県です。各駅にはほぼ3分から5分程度停車し、ときには一度に2本ののぞみ号に抜かれます。のぞみ号では「時刻どおりに通過しました」のアナウンスの流れる三河安城駅に停車すると、つぎはようやく名古屋駅です。

 名古屋駅までの所要時間は、東京駅から2時間半ほど。東京駅を3分後に発車したのぞみは、すでに新大阪駅に着いている時刻です。そしてここで、新横浜駅までに乗ってきた数名が下車。同じく「ぷらっとこだま」の利用者なのでしょう。

 新大阪駅までは、のぞみの停車駅に岐阜羽島駅、米原駅が加わるのみ。それぞれ5〜6分の停車ですが、止まる回数が少ないためか、それほど時間がかかったという印象はありません。東京駅を出て約4時間、定刻に新大阪駅に到着です。

※ ※ ※

 乗ってみての感想は「やはり時間がかかるなぁ」というのが率直なところです。とくに静岡県内では、駅間が10分程度なのに停車時間が長く、体感的には「走っているより止まっている時間のほうが長い」印象です。

 ただグリーン車を選んだことで、移動中の窮屈感はなく、またほかの乗客が少ないことで、リラックスもできました。

 急がない旅で、かつじっくりと読書したい、または移動中に仕事を片付けたいといった考えがあるなら、「ぷらっとこだま」は“十分にあり”の選択でしょう。

 また、とくに名古屋−新大阪については、のぞみに比べ所要時間の差も大きくないことから、コスパ、タイパは十分ではないでしょうか。

 このようにおトクな「ぷらっとこだま」ですが、旅行のスタイルによっては、他の商品にアドバンテージがあることを、最後に案内しましょう。

 たとえば東京−新大阪の日帰り往復では、のぞみ号も利用できる「ずらし旅 日帰り1day 大阪」が価格的にも近く、有力なライバルになります。また2名での旅行なら「EXこだまファミリー早特3」のほうが安くなります。

「ぷらっとこだま」がもっともパフォーマンスを発揮するのは、たとえば片道を飛行機と組み合わせるなど、“移動そのもの”を楽しむ旅なのかもしれません。

Gallery 【画像】知らなかった!これが「ぷらっとこだま」の使い方です。画像を見る(30枚)
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植村祐介
植村祐介
ライター&プランナー
1966年、福岡県生まれ。自動車専門誌編集部勤務を経て独立。クルマ、PC、マリン&ウインタースポーツ、国内外の旅行など多彩な趣味を通し積み重ねた経験と人脈、知的探究心がセールスポイント。カーライフ系、ニュース&エンタメ系、インタビュー記事執筆のほか、主にIT&通信分野でのB2Bウェブサイトの企画立案、制作、原稿執筆なども手がける。

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