予約困難で“10時打ち”必至 「ブルーなトレイン」なのに寝台列車じゃないの!? 山陰コースがスタートした人気の“夜行列車”とは
2025年5月までは京都駅〜出雲市駅を夜行運行
昭和の時代、数多くの夜行列車が走っていました。それはまだJRが国鉄だった時代です。
とくに上野駅や東京駅といったターミナル駅には、遠く東北や北陸、さらには海を渡り九州や四国の各都市を結ぶ寝台特急「ブルートレイン」が発着し、プラットホームには旅情あふれる光景が広がっていました。
こうした夜行列車は国鉄民営化後、いったんはJRに継承されましたが、その後の新幹線の新規開業、航空便との競合などで利用者が減少したこと、さらにJRグループ複数社をまたぐ運行には細かい調整が必要だったことなどがあり、2000年代に入ってからその数を大きく減らしてしまいます。
そして現在は一部の豪華列車が残るのみで、一般の人が使う移動手段としてはほぼ消滅と言っていい状況です。
そんななか、JR西日本は、かつての夜行寝台列車を思わせる臨時特別急行列車を、同社営業エリア内で運行しています。それが「WEST EXPRESS 銀河」(以下、銀河)です。

銀河は2020年秋に「山陰コース(京都・大阪駅−出雲市駅)」の夜行で運行がはじまり、その後同年冬から翌2021年春に「山陽コース(大阪駅−下関駅)」を昼行で運行、続いて四国(琴平駅)や紀南(新宮駅)へのルートを設定するなど、時期により運行時刻や目的地を変え、運行を継続しています。
そして2025年3月から5月末までは、京都駅と出雲市駅を結ぶ「山陰コース」で運行がされています。
この銀河の最大の特徴は、近郊型電車をベースに内外装を改造した専用車両です。
編成は6両で、グリーン車は個室の「プレミアルーム」と「ファーストシート」です。
プレミアルームは複数名(昼行時2〜3名/夜行時2名)利用の個室が4室、1名用個室が1室で、いずれもベッド状に転換できるシートを備えています。
ファーストシートはシートが向かい合うボックス席を1名で使い、夜行運行時には背もたれを倒してベッド状に転換し、身体を横にして休むことができます。
普通車はひとつのボックスに上下2段、計4席を設置する簡易寝台状の「クシェット」、家族での利用を想定した「ファミリーキャビン」、一般の特急列車のグリーン車並みの広さを持つ「リクライニングシート」という3タイプを用意しています。2室用意されるファミリーキャビンは定員は1室4名で、2名以下での利用はできません。
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