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大阪・奈良・京都の三都を結ぶ豪華列車 休日はいつも満席 観光客にも大人気の「近鉄特急」に乗ってわかった魅力とは

インバウンド観光客にも人気で予約が取りにくい

 まずは予約から。あをによしのチケットは「近鉄電車インターネット予約・発売サービス」で、乗車日の1か月前から予約が可能です。

近鉄の観光特急「あをによし」
近鉄の観光特急「あをによし」

 あをによしは1号車から4号車までの4両編成で、1号車、3号車、4号車は1列×1列の「ツインシート」、2号車は3〜4名で使う半個室タイプの「サロンシート」となっています。

 乗車日が休日の場合、とくに半個室タイプのサロンシートは予約ですぐに埋まってしまいます。乗りたい日が決まったら、すぐにオンラインで予約したほうが無難です。

 今回は2人がけのツインシートを予約。近鉄奈良駅を15時55分に出発、京都駅に向かう第7便に乗車します。

 ツインシートの場合、A/B席が長方形のテーブル挟んで向かい合わせとなる対面席、C/D席は三角形のテーブルを挟み、窓に向かってV字で座る座席となります。

 緑色の座席は、背もたれも高くゆったりとしたソファを採用。背もたれにはリクライニング機能は付いていないのですが、近鉄奈良駅から京都駅までは36分、一番長く乗車する大阪難波駅‐京都駅の第1便、第8便でも乗車時間は1時間20分ほどなので、リクライニングの必要性は感じません。

 あをによしの2号車には軽食や飲料、オリジナルグッズを取り扱う「販売カウンター」が、4号車には沿線に関する書籍がソファシートで自由に閲覧できる「ライブラリー」が設置されています。

 こうしたゆとりある車内では、限定販売のオリジナルスイーツ、クラフトビールに代表されるアルコール類、ソフトドリンク、各種のフードが旅を彩ります。

 とくにクラフトビールについては、カウンターに設置した生ビールサーバーからつぎたてのものが味わえるという凝りよう。オリジナルのバターサンドをつまみにビールで乾杯します。

 乗客はその日、8割ほどが中国・東南アジアを中心としたインバウンドでした。

 京都、大阪、奈良の三都は、インバウンド観光客にも人気の“ゴールデンルート”ですが、近鉄ではそうした観光客に向けて英語、中国語(簡体/繁体)、韓国語、タイ語での案内ページを設け、英語のみとなりますが、オンラインでのチケット販売も行っていることが、その一因ともなっています。

 ふかふかのシートに座り、車内でしか味わえないビールを飲み、ゆったりとした贅沢な時間を味わいました。

近鉄の観光特急「あをによし」の車内
近鉄の観光特急「あをによし」の車内

※ ※ ※

 あをによしにひとつ欠点があるとすれば、大阪難波駅と近鉄奈良駅、近鉄奈良駅と京都駅の近さかもしれません。今回乗車した、近鉄奈良駅と京都駅の所要時間は35分ほど、大阪難波駅と近鉄奈良駅は45分ほどです。

 もし「ぜいたくな列車旅を楽しむ」のが目的であれば、1日2便ある大阪難波駅と京都駅を結ぶ列車に乗り通すという選択もアリなのかもしれません。

Gallery 【画像】乗ってみたい! 近鉄特急「あをによし」の豪華な車内を写真で見る(27枚)
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ネギシマコト
ネギシマコト
VAGUE編集部 副編集長
1970年東京都文京区生まれ。大学卒業後、音楽誌、美術誌(陶芸担当)の編集を経て1995年に自動車雑誌業界に入り、輸入車系月刊誌を中心に、国産車系月刊誌でもクルマのイロハを学ぶ。当初よりタイヤ担当としてほぼすべてのタイヤの試走会に参加し、今年で31年目。 最近のマイブームは鉄道での旅。移動中でもパソコン仕事ができる便利さを今さらながら知り、クルマ業界出身にもかかわらず最近はドライブする機会がめっきり減った。趣味は神社巡り(御朱印帳7冊目)、美術館巡り、落語、演劇鑑賞。大の巨人ファン。

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