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鉄道にそのまま自転車を載せて移動できる!? 全国各路線に拡大中の「サイクルトレイン」って何? ネットに寄せられている声とは

全国に広がる自転車と電車の新しい移動スタイル「サイクルトレイン」

 公共交通と自転車を組み合わせた移動スタイルとして、「サイクルトレイン」の導入が各地で進められています。

サイクルトレイン
サイクルトレイン

 サイクルトレインとは、自転車を解体することなくそのまま車内に持ち込める仕組みのことを指しており、自転車と鉄道を組み合わせることで、より広範囲な移動が可能です。

 欧州ではすでに一般的な移動スタイルとして認識されており、日本でもローカル線の活性化やサイクルツーリズムの広がりとともに導入が進んできました。

 2025年現在、日本では200近い路線で展開されており、サイクリング目的に限らず日常の移動手段としても注目を集めつつあります。

 それでは、サイクルトレインが導入されている路線について、その実例を見ていきましょう。

 まず、群馬県を走る上毛電気鉄道では、中央前橋駅と西桐生駅を結ぶ全線でサイクルトレインを実施しています。

 平日は早朝から夜間までの時間帯に設定され、休日や長期休暇中には終日全列車で自転車の持ち込みが可能とのことです。

 料金は通常の電車運賃のみで、予約も不要となっており、日常の通勤や買い物、観光にいたるまで広く活用することができます。

 また、西武鉄道の池袋線と秩父線を結ぶS-TRAINでは、土休日に上下それぞれ1本ずつ、サイクルトレインが運行されています。

 対象区間は石神井公園駅から埼玉県の飯能駅・西武秩父駅までの区間で、利用には専用のデジタルきっぷ(片道大人税込1800円、小児税込900円)をスマートフォンから事前購入する必要があります。

 西武鉄道では事前購入制や台数制限を導入することで、混雑緩和と秩序ある利用環境を両立させているようです。

 そしてサイクルトレインは、従来のいわゆる「輪行」と比較して、分解や袋詰めといった煩雑な手間を省けるのも大きな利点となっています。

 とくにE-bikeやママチャリのように重量があり、解体が困難な自転車にも対応できる点は、多くのサイクリストにとって利用価値が高いといえるでしょう。

 最寄り駅やバス停まで自転車で移動し、そのまま自転車を持って鉄道やバスに乗車、目的地付近で下車したらそのまま自転車に乗って次の目的地まで移動する、といったスムーズな移動を可能にします。

 駅から離れた観光施設や郊外型店舗、あるいは住宅地へのアクセスを改善する手段としても、サイクルトレインの役割は、今後ますます重要になっていくかもしれません。

 また、ローカル路線や第三セクターの路線では、従来自転車で長距離を移動していた住民の利用を促進し、新規利用客の獲得に繋げています。

 一方で、自転車の転倒や他の乗客との動線の交錯といった課題も認められています。

 そのため、車両には固定用ベルトを用意するなど、安全性を確保するための工夫が随所に取り入れられており、混雑時の乗車制限を設けなくなった事例も少なくありません。

Nextそんな「サイクルトレイン」に対するネットの反響とは?
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