走行距離わずか170キロ!14年前に登場したビッカビカの“特別なフェラーリ”がオークションに登場 「3億円超え」で落札された599台限定の「GTO」とは
レースカー「599XX」の公道バージョンとして登場
米国カリフォルニア州モントレーで開催されたRMサザビーズのオークションに、2011年型のフェラーリ 599GTOが出品されました。
どんなクルマだったのでしょうか。

フェラーリの「GTO」といえば、1962年の伝説的なモデル「GTO」と、1984年のグループBカー「288GTO」が有名です。
どちらも今やコレクターズアイテムですが、GTOとはフェラーリの妥協なくパフォーマンスを重視した、レースの血統とロードゴーイング能力を融合させたマシンに与えられる名称なのです。
2010年4月、フェラーリは599GTB「フィオラノ」の発展モデルに栄光のサブネームを付けた「599GTO」を送り出しました。
フェラーリは2009年に599GTBフィオラノをベースに599XXというサーキット走行専用車を開発しましたが、GTOはそのロードゴーイングバージョンとして登場しました。
改良されたディフューザーや新設計のリアスポイラーがダウンフォースと高速安定性を向上させ、空力特性と冷却性能がアップグレードされました。
F1テクノロジーをフィードバックしたトラクションコントロールシステムはアンダーステアを最小限におさえ、敏捷なコーナリングを可能にしました。
自然吸気の6リッターV12エンジンは8250rpmで670馬力の最高出力を発生し、599GTBより0.04秒も速い、わずか0.06秒で変速できる6速セミATと組み合わされました。
これにより、599GTOは0−60mph(約96km/h)加速をわずか3.1秒で達成し、当時のフェラーリで最速のロードカーとなりました。
フィオラノのテストコースでは、「エンツォフェラーリ」よりも1秒速いラップタイムを記録しました。
世界限定599台、米国市場向けの599GTOはわずか125台で、今や入手することはかなり難しいのです。
今回の出品車は、カタログ作成時の走行距離は110マイル(約176km)と極めて少ない米国仕様です。
ボディカラーはレーシングレッドにシルバーグレーのルーフ、インテリアは黒のアルカンターラという仕様です。
跳ね馬が刺繍されたレカロ製スポーツシートは赤いアルカンターラでトリミングされ、シートベルトも赤です。
ダッシュボードやルーフ内張りなど、キャビン全体にアルカンターラが用いられています。
カーボンファイバー製のステアリングホイールは、赤/黒2トーンのアルカンターラ仕上げです。
赤いブレーキキャリパー、黄色いタコメーター、ナビゲーションシステム、消火器、パーキングセンサー、スペアホイールキット、BOSEプレミアムオーディオシステムなど、7万ドル(当時のレートで約560万円)ものオプションを装着していました。
この599GTOはカリフォルニアのミン・コレクションで「タイムカプセル」状態で保存されていました。
それでもメンテナンスは施されており、現在も最高水準のケアを確保しています。
ウインドーステッカー、サービス記録、スケドーニ製ラゲッジ、フロアマット、ツールキット、オーナーズマニュアルなど、工場出荷時のパッケージに入っている多くのアクセサリーも付属しています。
印象的なデザインに爽快なパフォーマンス、そして希少なモデルということに加えて、走行距離は少なく保存状態も極上の、この2011年型のフェラーリ 599GTO。
オークションでは、204万USドル(1USドル=約148円として、約3億192万円!)で落札されました。
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