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ポルシェの原点「356」が3400万円! レストモッドで蘇るクラシックカーの価値とは

現代のテクノロジーで蘇った「356」とは

 356/1500のレストアは、まずリアに搭載されるエンジンから始まった。そもそもこのタイプ527用の水平対向4気筒OHVエンジンは、タイプ506、すなわち1300cc用に製作された20025型で、後にそれを527用に改造。

 エンジンナンバーを527用の20776に再打刻して搭載されたことがカルデックス社の調査で判明している。

●1951 ポルシェ「356クーペbyロイター」

  • ポルシェマニアが最終的に辿り着くのが、「356」ともいわれている(C)2020 Courtesy of RM Sotheby's

 今回のレストア時に、シリンダーやキャブレターなど、すべてのパートは新車同様に修復され、さらに新品の4速MTとアルミニウムフィンドラムブレーキも装備されることになった。

 電気系統はオルタネーター、ワイパーモーター、ヘッドライト等を12V仕様に変換。走行時の安心感は非常に大きなものになっている。

 ボディはワンピースの折れ曲がったフロントガラスが現在装着されているが、オリジナルの変色フロントガラスを備えた再現2ピースキットも、このロットには含まれているという。

 すでに70年近い時間を生き抜いたクラッシックカーを、現代の技術で新車同様のクオリティへと甦らせるレストモッドの世界。100%のオリジナルにこだわらなくても、クラッシックカーはここまで楽しむことができるのだ。

 ちなみにこの356/1500の落札価格は33万ドル(邦貨換算約3400万円)。エスティメートが35万ドルー42万5000ドルだったことを考えると、リーズナブルなプライスであったみるべきだろうか。

Gallery 【画像】美車! 現代に蘇ったポルシェ「356」(29枚)
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