35年の船旅に幕… 日本を代表する客船「にっぽん丸」がこれまでの歩みを振り返るような12コースの“最後の航海”へ! ネットに寄せられる熱い思いとは
にっぽん丸が歩んだ35年の航跡と最後の航路
商船三井クルーズは、2026年5月に引退予定のクルーズ客船「にっぽん丸」のグランドフィナーレとなる12本の旅程を発表しました。

1990年に就航したにっぽん丸は、日本を代表するクルーズ客船のひとつとして長年にわたり運航を続けてきました。
そして、2026年5月10日に横浜港大さん橋国際客船ターミナルに帰港するクルーズを最後に、その歴史に幕を下ろす予定です。
引退に向けて発表された12本のグランドフィナーレクルーズは、これまでの歩みを振り返るような内容になっています。
なお、今回の旅程では、にっぽん丸がこれまで数多く入港してきた港や、多くの乗客に親しまれた寄港地を巡ります。
全12本のクルーズでは、各航海中に一度「サンクスディナー」と題した特別なディナーが提供され、にっぽん丸ゆかりの地から取り寄せた食材を使った料理で乗客をもてなす予定です。さらに、ささやかなプレゼントも用意され、最後の船旅を彩るといいます。
旅程の中には、「にっぽん丸スペシャルエンターテイメントクルーズ」や「にっぽん丸の楽園クルーズ~喜界島・屋久島~」など、過去に好評を博したテーマクルーズが再び実施されます。
さらに、春の横浜ワンナイトクルーズも組み込まれ、短期間ながらも船旅を楽しめる機会が提供されるようです。
特に注目されるのは、2026年4月25日から5月5日にかけておこなわれる「ゴールデンウィーク日本一周クルーズ」です。
このクルーズは新宮(和歌山)、佐世保(長崎)、仙崎(山口)、伊根(京都)、佐渡島(新潟)、函館(北海道)、宮古(岩手)といった各地の春の名所を訪れる内容で、全国の風景や文化に触れることができるとされています。
さらに、最後の夜には歌手の秋川雅史さんのコンサートが開催される予定で、クルーズ全体を盛り上げる特別なひとときが演出されます。
そのほか、4月1日から4日に実施される「にっぽん丸 春の船旅 ~食とワインのマリアージュ~」では、同船のハウスワインを監修するソムリエが乗船。
乗客は、にっぽん丸ならではの食事とワインのペアリングディナーを楽しむことができ、さらにバイオリニストによるショーも予定されているほか、5月5日から8日、さらに8日から10日にかけての2本のファイナルクルーズでは、航海日を含んだゆったりとした旅程が組まれています。
これらは、最後の時間をじっくり味わいたいという乗客の思いに応える形で企画されており、まさににっぽん丸の幕引きにふさわしい内容といえそうです。
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