“電動アシスト”が後付けに? 普通の自転車が電チャリに早変わりするホンダが開発した「スマチャリ」って何モノ!? 一般的な電動アシスト自転車と比較した結果…
スマチャリとは? 既存自転車を電動アシスト化できるシステム
ホンダが開発した「スマチャリ(SmaChari)」は、既存の自転車を電動アシスト化し、さらにスマートフォンと連携させることができる電動アシスト化・コネクテッド化を実現するものです。

現在は、すでにスマチャリが搭載済みの限られた車種のみが販売されていますが、今後は搭載できる車種が増え、選択肢の幅が大きく広がる見込みです。
では、このスマチャリは一般的な電動アシスト自転車とどう違うのでしょうか。
そもそも、スマチャリとは、自転車のボトムブラケット部を専用モーター付きユニットに置き換え、バッテリーや制御ユニットをフレームに装着することで通常の自転車を電動アシスト化するシステムです。
たとえば、スポーツバイクやシティサイクル、小径車など、幅広い車種に対応できる柔軟性を備えています。
また、専用アプリとクラウドを利用したコネクテッド機能も大きな特徴です。位置情報の共有、走行ログの記録、車両異常検知の通知など、単なる“電動アシスト化”を超えた利便性を提供します。
パワーとレスポンスは4段階から選べるほか、AIモードでは走行状況に合わせてアシストが自動で最適化されます。
これまで、スマチャリが搭載された自転車は限られたモデルのみでしたが、状況は大きく変わろうとしています。
ホンダは、電動アシストユニットと制御ソフトウェアをパッケージ化した「SmaChari Kit(スマチャリ キット)」のライセンス販売を開始しました。
従来は共同開発した完成車のみが対象でしたが、このキット化により、販売店側がスポーツバイクやシティバイク、小径車などさまざまな車種にスマチャリを搭載できるようになり、選べるモデルの幅が大きく拡大します。
このキットはホンダとライセンス契約を結んだホダカが自転車メーカーや販売店向けに展開し、2026年1月以降、スマチャリキット搭載車が全国の自転車販売店で順次取り扱われる予定です。
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