ブラックもいいけどグレーもカッコいい…“月の裏側”をテーマにしたオメガ「スピードマスター」新作の新しい魅力とは
より薄く美しくなったセラミックケースにマスタークロノメーター認定キャリバーを搭載
まず注目すべきは、いっそうの進化を果たしたセラミック加工技術です。
多彩な色調や緻密な仕上げなど卓越した技術を誇るオメガですが、今回のコレクションでは成形したセラミックのエッジ部分を面取りし、鏡面のようなポリッシュ仕上げを施すという新たな意匠を採用。
従来のセラミックの概念を超えるなめらかな感触と光沢が、セラミックの新たな可能性を示します。

ケース径はいずれも初代モデルと同じ44.25mm径ですが、ケース厚は手巻きモデルで約13mm、自動巻モデルで約15mmと、よりスリムなシルエットへと進化。またステンレススティールの3倍の強度を誇るリキッドメタルをベゼルとリューズに使用するなど、耐久性と耐傷性を大きく向上させています。
加えて、コレクション全体でストラップの選択肢を刷新。ラバーストラップでは裏面に月面模様があしらい、ナイロンストラップでは新たにラバーライニングをつけることで、より快適な装着感を提供します。
7つのモデルは、従来モデルとは異なる新しい個性を備えたラインと、ヘリテージモデルに敬意を捧げたラインとで構成されています。
例えば“ブラックエディション”は、マット仕上げのダイヤルにグレー&レッドの転写マークをレイアウト、アクセントとしてクロノグラフ針にレッドを配したモダンなモデル。
わずか13.02mm厚のスリムなケースに手巻きのコーアクシャル マスタークロノメーター Cal.9908を搭載。ブラックの地板に放射状の装飾を施した美しい姿は、シースルーのケースバックを介して楽しむことができます(品番:310.92.44.51.01.001(ラバーストラップ)、226万6000円 消費税込)。
同じく卓越した個性を発揮しているのが、針やインダイヤル、ベゼルまで全て黒一色で統一した“オールブラックモデル”。
ダイヤルとベゼルはブラックのセラミック製で、ダイヤルはレーザーサンドブラスト加工でマットに仕上げ、ベゼルにはブラックのグラン・フー エナメルを塗布したレーザーエングレービングのタキメータースケールを備えます。ムーブメントには自動巻きのコーアクシャル マスタークロノメーター Cal.9900を採用、ローターや地板、ブリッジ、エングレービングまでブラックで統一した特別仕様となっています(品番:310.92.44.51.01.003(ナイロンストラップ)・310.92.44.51.01.005(ラバーストラップ)、各226万6000円 同)。
一方、初代モデルのデザインを再解釈したモデルも登場。
こちらはオリジナルモデルを忠実に再現したデザインコードを採用、ムーブメントも自動巻きのCal.9900を搭載しますが、リキッドメタル製タキメータースケールや二層構造のセラミックダイヤルの採用により、いっそうスリムで洗練されたシルエットになっています(品番:310.92.44.51.01.002(ナイロンストラップ)・310.92.44.51.01.004(ラバーストラップモデル)、各221万1000円 同)。
また“グレー サイド オブ ザ ムーン”として、アポロ8号でクルーを率いたジム・ラヴェル船長の「月は本質的にグレーだ」との言葉に材を得てデザインされたモデルが登場。
プラズマ仕上げを施したグレーセラミックのケースに、レーザー加工で月面のテクスチャーを表現した手巻きのコーアクシャル マスタークロノメーター Cal.3869をセット。
スケルトン仕上げのアルミニウム製ダイヤルからは月の表側が、ケースバックからは裏側が姿を見せる凝ったデザインもユニークです(品番:310.92.44.50.06.001(ナイロンストラップ)・310.92.44.50.06.002(ラバーストラップ)、各232万1000円 同)。
人類の偉大な挑戦の歴史を、オメガの飽くなき精密なエンジニアリングによって体現するモダンなコレクション。現代を生きる冒険者に挑戦する勇気を与えてくれる、頼もしい相棒になってくれそうです。
page
VAGUEからのオススメ
マザー・オブ・パールが詩情豊かに輝く――大人の夜を彩るブローバ「マリンスター」日本限定モデルの魅力とは【PR】