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裏側からのぞくとアニメーションが!? ブレゲの革新的名機をベースに開発された、ふたつの「クラシック」はどこがすごい?

歴史的モデルと革新的技術が融合

 パリの地で1775年に創業、世界五大時計ブランドにも数えられるブレゲは、日本においても多くの著名人が愛用することで知られるラグジュアリーウォッチで、今年250周年という記念の年を迎えています。

 今回紹介するふたつのアニバーサリーモデル「クラシック 7225」、「クラシック 7235」は、それぞれ1809年誕生の「No.1176」、1794年誕生の「No.5」というふたつの歴史的懐中時計をベースとして、歴史への敬意と革新性を体現する作品となっています。

ブレゲ250周年を記念するアニバーサリーモデルとして、1809年に生まれた4分間トゥールビヨン「ブレゲ No.1176」のデザインをオマージュする「クラシック 7225」が誕生
ブレゲ250周年を記念するアニバーサリーモデルとして、1809年に生まれた4分間トゥールビヨン「ブレゲ No.1176」のデザインをオマージュする「クラシック 7225」が誕生

「クラシック 7225」─脱進機に“アニメ”の演出!?

 中央に時分針、左右にふたつのスモールセコンド、6時位置にパワーリザーブ表示を持つという、美しくもどこか親しみやすいダイヤルデザインはもちろんベースである歴史的な「No.1176」に倣ったもの。

 この「No.1176」は4分間トゥールビヨンを持つ最初の4本のうちの1本という画期的な精度を持つモデルでしたが、その卓越性を今作「クラシック 7225」においては、革新的技術“マグネティック・ピボット”を持つムーブメントによって超越するもの。

 “マグネティック・ピボット”は、本来ムーブメントにおいては大敵となるはずの磁力を利用してピボット(テンプのテン真)の安定を維持する画期的な機構であり、あらゆる姿勢で発揮される精度はトゥールビヨンをも凌駕するほど。

 加えて、10Hzもの超高振動、シリコン製フラットひげゼンマイによる耐磁性、60時間のパワーリザーブ性能、そして美しい意匠を持つムーブメント“74SC”は、ブレゲゴールド製ケースのシースルーバックからも眺めることができますが、その脱進機の可動部には、初搭載だというユニークな仕掛けを搭載。

 10Hzの高振動で動く回転部に、アニメーションの原型である“フェナキスティスコープ”の手法により創業年「1775」と「2025」のふたつの文字が交互に表示されるという驚きの仕掛けが施されており、機会があればぜひその目で確認してもらいたいところ。

「クラシック 7235」─ムーンフェイズ搭載の限定モデル

 もう一本のアニバーサリーモデルが世界限定250本の限定にて登場する「クラシック 7235」。

ムーンフェイズの月は、1794年の「No.5」と同じものを再現。この月もまたブレゲゴールド製
ムーンフェイズの月は、1794年の「No.5」と同じものを再現。この月もまたブレゲゴールド製

 現代では当たり前となっている自動巻機構ですが、「クラシック 7235」のベースモデル「ブレゲ No.5」は当時革命的であった自動巻機構搭載の懐中時計であり、「クラシック 7235」ではそれをオマージュすることで世界初の自動巻時計を生んだブレゲの偉業を讃えるもの。

 ケース、そしてムーンフェイズは同じくブレゲゴールドで、そのダイヤルは現代の目から見れば“クラシック”とも言えますが、バロックやルネサンス様式の影響による装飾性が強かった時代にあっては、視認性を重視したシンプルな構成は実はブレゲの革新性を物語るもの。

 このモデルのために開発されたムーブメント“502.3.DRL”は、3.95mmという薄さも特徴で、ケースバックからは、ブレゲが工房を構えたケ・ド・ロルロージュの街並みが手作業のギヨシェ彫りにより刻まれた、緻密な装飾を楽しむことができます。

製品仕様
「クラシック 7225」
・価格(消費税込):1261万7000円
・ケース素材:18Kブレゲゴールド
・ケース径:41mm
・ケース厚:10.4mm
・防水性:3気圧
・ムーブメント:74SC

「クラシック 7235」
・価格(消費税込):1094万5000円
・ケース素材:18Kブレゲゴールド
・ケース径:39mm
・ケース厚:9.9mm
・防水性:3気圧
・ムーブメント:502.3.DRL
・限定数:250本

Gallery 【画像】限定のムーンフェイズ搭載モデルを画像で見る(14枚)

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